芳幾・芳年ー国芳門下の2大ライバル | まるこのもんちりぺなブログ

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先週土曜日は三菱一号館美術館で開催されている「芳幾・芳年ー国芳門下の2大ライバル」展を観に行ってきました。



三菱一号館美術館はこの展覧会終了後に大規模修繕工事のため休館となるので、しばしのお別れです。
でもリニューアルオープンは2024年度中を予定しているそうなので、あっという間かなという気もしています。

江戸後期の浮世絵師・歌川国芳の門下であった落合芳幾と月岡芳年。
江戸から明治にかけてのこの二人の画業がじっくり堪能できる展覧会でした。

師匠の国芳が、芳幾は上手だけど情熱が足りない、芳年は情熱はあるけど不器用…みたいな言葉を残しているのですが(はっきりと覚えておらず、ニュアンスとしてこんな意味だったかなと…)、なるほど江戸の浮世絵を見ていると、芳幾の方が見事で芳年はちょっと下手っぽい印象を受けました💦

ですが、明治に入ってからの芳年の作品は花開いたという感じで、私は芳幾よりも芳年推しに!
というか、江戸後期に描かれた作品は芳幾!明治以降は芳年!ですかね。

また、武者絵対決として国芳と芳幾がそれぞれ描いた《太平記英勇伝》 や、芳年の《芳年武者无類》なとが大変見応えがありました。

思いのほか混んでいたことに驚きましたが(浮世絵は人気なんでしょうか?)、これまた思いのほか作品展示数も多かったので、満足感の方が大きかったです。
ただ、歩き過ぎて足腰が疲れました〜(;´д`)トホホ…