今年のテーマは「偏見ではなく、支援を」
まず、7月28日に発生した令和8年熊本地震により被災された皆様に、心よりお見舞い申し上げます。9月20日は「世界婦人科がんデー(World GO Day)」で、主催者であるESGO(ヨーロッパ婦人科腫瘍学会)とENGAGe(ヨーロッパ婦人科がん患者ネットワーク)からニュースリリースなどさまざまな情報やツールが公開されています。World GO DayJoin the 8th World Gynecologic Oncology Day on September 20th 2026 World Gynecologic Oncology Day is a global awareness project to raise awareness…www.worldgoday.orgロゴは、毎年、統一テーマがあって、2026年のテーマは、「Support Not Stigma」。「スティグマ(偏見)ではなく、支援を」です。以下、公表されたリリースから。 「スティグマ」とは刻印という意味から転じて、ある事柄に対して社会や集団が抱く否定的かつ不当な思い込みや偏見のことです。 これはすべてのがん患者が直面していることですが、女性蔑視(ミソジニー)、年齢差別(エイジズム)、あるいは生殖器に関する話題を避ける、タブー視するといった社会的・文化的要因により、婦人科がんの患者は特に強くこのスティグマに苦しめられる傾向があります。 周囲に気を使って、婦人科がんの兆候や症状を無視したり、隠したりするケースが多くみられます。 その結果、診断が遅れたり、生存率や治療成績の悪化につながり、患者は不利益をこうむってしまう。「ミソジニー」「エイジズム」といったフェミニズム用語ががん啓発に係る文脈でとびだすなんて日本ではあり得ないことだけど、これが婦人科がんの世界におけるグローバルスタンダードです。特殊なフェミニズム団体の意見ではなく、EUを代表する学術団体のものなんだから。患者を年齢によって区分けしたり、家族主義的な「患者の家族は第二の患者」を標榜したりする日本の癌患者業界(?)が特殊なんだと思います。そもそも「My Body, My Choice(私のからだは私のもの/自分のからだのことは自分で決める)」は1960年代から言われているフェミズムの基本的な考えかた。中絶、避妊、生殖医療など性と生殖に関する健康と権利(SRHR)の根幹にあるものだし、産婦人科医療の世界ではお馴染みの概念です。私にとっても当たり前すぎること。それなのに婦人科癌になった途端、「家族は第二の患者です」とか「治療については家族でよく話し合って」と言われてしまうんだから、ほんとフシギです。にほんブログ村 にほんブログ村にほんブログ村にんブログ村