山本山 ふじヱ茶房@日本橋 | 温室メロンの備忘録

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アーティゾン美術館から次の目的地までは歩いて5分。高島屋新館の一画にある。

山本山 ふじヱ茶房@日本橋


先般、新幹線で海苔弁を食べた後に、究極の海苔弁が存在することを知ったのだが、それが老舗山本山の経営するこちらの茶房で頂けるとのこと。



広いテーブル席に案内頂く。飛び込み客向けのテーブルなのだろう。相席になるまでは、とりあえず広々と。



テーブルのそばに茶器が置かれていた。なんと山本山は日本最古の煎茶商なのだそう。茶業の他に和紙を製造していて、後にその技術を応用して板海苔を作り始めたのだと。


- 膳 - にほんばし


山本山の最高峰海苔である「にほんばし」を使った海苔弁当。



焼き海苔、もみ海苔、バラ干し海苔と、3種類の異なる海苔の美味しさを楽しめる海苔主体の弁当だ。

(出典: 山本山HPより)


メニューにも同じくこちらの断面構造が載っていた。左半分がじゃこ+オリーブオイル味、右半分が自家製醤油たれ味。


早速頂いてみる。まずオリーブオイルにハッとさせられる。発想は韓国海苔のごま油に近いか。美味しいのだが、残念ながらすぐに飽きが来てしまう。海苔を楽しみたいので、醤油たれパートがもっと多くて良かった。


食事の後に和菓子と日本茶を。



一番右のそら豆を模した和菓子を選ぶ。



日本茶は狭山茶を頂くことに。一口目は甘く、うま味も感じる。


ちなみに狭山茶は山本山が発掘したとのこと。海苔屋のイメージが強かったが、実は玉露の発明も山本山らしい。海苔の製造販売は戦後になってからだそう。


二煎目


抽出温度は一煎目よりも高め。それにしてもえらく濁っている。甘みは減っているが、一口目のうま味は感じられる。三煎目はもう良いかなと思ったが、薦められたので頂いて店を後にした。


究極の海苔弁、次は家で作ってみよう。