数日前から。
やっとこさ、私もソラマメも完全に鼻水が止まり、体調も元に戻った感じかな。
というわけで。
先週末、久しぶりに大きな公園へ行ってきた。(ソラマメが行きたがったから)
朽ち果てていく薔薇たち。
満開の春バラも秋バラも見るの好きだけれど、この『朽ちていく』感じの薔薇も好きかも。
私がバラ園にいる時、ソラマメとダンナは日本庭園へ行っていた。(あとで日本庭園で合流)
だから、一人でのんびり眺められた。(この時、あたしとは繋がっていなかった)
薔薇の『見頃の時期』を終えているからか、私が行った時、バラ園には誰も居なくて。
とても静かだった。
枯れた薔薇がたくさんで。
それに囲まれて一人で居たら、なんだか脳の中と体の中がモヤモヤする感じがして…。
あたしと入れ替わるかな…?と思ったのだけれど、それとは違う感じで。
モヤモヤして、なんか中途半端な感じが気持ち悪かった。
その時、脳の中で記憶が『断片的』に動く感じがした。
『何か』を思い出しそうな気がして。
『思い出せそうで思い出せない』って、誰でもあると思うのだけれど、あれに似ていて気持ち悪い感じのやつ。
断片的に脳の中を何度もかすめるのだけれど、しっかり繋がらなかった。
なんだったのか…結局思い出せないまま。
また行ったら、思い出しそうになるのだろうか…?
来年も行けたら、朽ち果てていく薔薇たちを見に行ってみようと思う。
そういえば。
インスタグラムにも小説を載せ始めたけれど。
昔書いた『魔法のiらんど』に載せている話とは、少し異なる部分がある。
自叙伝なので、あらすじはもちろん同じだ。
でも、細かい部分が違う。
両方読んで下さっている方は、もしかしたら『アレ?』と思っている方もいるかもしれない。
昔書いたもの(2003年連載〜)は、『あたし』の存在についてきちんと書いていない。
話の中で『私』と『あたし』が交互に出てはくるけれど、人格が『別』という事は書いていない。
でも、インスタグラムでは最初から『解離性同一性障害』だという事を書いている。
なので、必然と『詳細』が必要になる。
昔連載していた『私とあたし』と、去年連載した『秘密(私とあたし)』の中で、同じ場面が出てくるけれど、セリフなど変わっていたと思う。
あんな感じ。
小説を読んでいない人にも分かりやすいように、違いを少し抜粋して載せてみようと思う。
好きな人に会いたいけれど、会いたくない気持ちもあるという、『葛藤』する場面だ。
『私とあたし2』より。
*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜
『もうすぐ、ソラんちの近く通るから寄るよ』
突然そんな事を言われて驚いた。
ハルはこの日から新しい仕事を始めていた。工事関係で車で現場へ行くらしい。
だから、その途中に少しウチに寄ると言うのだ。
しばらくしてから、携帯が鳴った。
『ぴろろろ…ぴろろろ』
ハルからの電話。
でも私は出なかった。
正確には『出れなかった』のだ。
(…どうしよう)
着信音が鳴り止むと、すぐにメールがきた。
『なんで電話出んの?』
もう彼はウチの前まで来ていた。
少し経ってから、玄関の前で足音がした。
(ハルだ…)
私は、そぉっと鍵を外した。その途端…いきおいよくドアが開いた。
『ガシャ!…』
だけど、少ししか開かなかったんだ。
『お前なぁ』
ハルが、あきれた声で言った。
『だって!顔見たくないんだもん…』
私は『チェーン』をかけていたのだ。
だから、ほんの少ししかドアは開いていなかった。
私は忍者のように、扉の裏側に身を潜めていたから、ちょうど姿が見えない。彼の声だけが聞こえていた。
ハルは、その隙間から無理に覗き込んだりはしなかった。
『顔見なくていいの?』
ハルに聞かれた。
(ドアのすぐ向こうにハルがいる…)
でも、チェーンを外す事ができなかった。
『ソラ?』
私は返事をする事もできなかった。
『…もう行かないといけないから…』
『うん…』
それしか言えなかった。
少ししてから、ジャリっとハルの足元で音がした。
(ハルが…行っちゃう…)
足音が遠ざかっていく。
結局、私達が顔を合わる事は無かった…。
本当は彼の顔が見たかった。抱っこして欲しかった。
(会いたかった…)
*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜
これが、昔書いたもの。
で、下が去年書いたもの。
『秘密(私とあたし)』より
*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜
『もうすぐ、ソラんちの近く通るから寄るよ』
え?
突然そんな事を言われて驚いた。
ハルは仕事へ行く途中に、少しウチに寄ると言うのだ。
(ハルに会える!)
しばらくすると。
『ぴろろろ…ぴろろろ』
ハルからの着信音が鳴った。
『あっ…』
私は携帯のボタンを押して出ようとした。
(だめ!!)
その瞬間、左耳の奥で聞こえる大きな声…。
私はビクッとし、恐怖心に震えた。
いつも突然聞こえてくる『その声』が怖くて。
『どうして…』
どうしていつも邪魔をするの…?
(ジャマしてくるのはそっちでしょ)
え……?
『ぴろろろ…ぴろろろ』
携帯が鳴り続ける。
でも、私は出れなかった。出ようとしても指が動かない。
(なんで…どうしよう)
着信音が鳴り止むと、すぐにメールがきた。
『なんで電話出んの?』
もうハルはウチの前まで来ていた。
(ハルにもうすぐ会える)
会わないよ!
(え?)
ハルの顔なんて見たくない。だから絶対会わない。
(なんなの?…私はハルに会いたいの!)
ダメ!あたしは会いたくない!
少し経ってから、玄関の前で足音がした。
(ハルだ…)
そぉっと鍵を外した。その途端…勢いよくドアが開いた。
『ガシャ!…』
だけど、少ししか開かない。
(あれ?)
『お前なぁ』
ハルが、あきれた声で言った。
(私…なんでチェーンをかけたんだっけ?)
なんで?
『だって!顔見たくないんだもん…』
見たくない気持ちもあるけれど、私はハルの顔が見たい。
扉の裏側に身を潜め、彼の声だけを聞いた。
(…?)
その様子を…私は客観的に見ていた気がする。
(体が…動かない)
チェーンを外したくて、手をのばしたいのに動かない。
(なんで…動かないの…)
ハルは、少ししか開いていないドアの隙間から、無理に覗き込んだりはしなかった。
『顔見なくていいの?』
ハルが聞いてくる。
(ドアのすぐ向こうにハルがいる…)
体が動かない。
(動いてよ…なんで…動いて!)
ダメって言ってるでしょ!
私は、またビクッとした。
(なんで…)
あたしはハルの顔なんて見たくない!あたしはハルが憎い。あたしをほったらかしにして、あたしが痛い目に合ってもほったらかしにして…あたしが…苦しくてもほったらかしにして…あたしが…。
『ソラ?』
ハルの不思議そうな声。
私が返事をしないから。
(ハルの顔が見たい。抱っこして欲しい。私はハルに会いたいの!)
『…もう行かないといけないから…』
(待って!行かないで!)
『うん…』
その返事を聞き、少ししてからジャリっとハルの足元で音がした。
(違う…違うよ…今の返事は私じゃない…)
ジャリ…ジャリ。
(ハルが…行っちゃう…)
足音が遠ざかっていく。
(待って…行かないで…)
そして、足音は聞こえなくなった。
(ハル…行かないで…)
*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜
こんな感じで、詳細が変わっている。
実は『あたし』が表で、私は『裏』だった…という事。
こんなふうに、インスタグラムでも詳細を加えて書いている。(あとは、現在の感情も加えたり)
魔法のiらんどでは『私』となっていた部分が、インスタグラムでは『あたし』になっていたり、その逆もある。
インスタグラムの方が『真実』だ。
昔、高速道路で車が横転する事故を起こした事があって、それも小説に出てくるのだけれど。
あれは、私が分岐点で『道に迷った』事が理由になっている。
でも、実はあれも『本当の理由』は別にある。
インスタグラムには、まだ載せていないけれど。
まぁ。あたしが関わっている。
今になって、いろいろネタばらし?というか、『答え合わせ』みたいになっていて、書いていて面白い。(英文にするのは難しいけれど、汗)
私もあたしも記憶が薄れていたり消えていたり、覚えていない事もあるので、そういう部分は、昔書いたものをそのまま載せているけれど。
覚えている範囲で、『入れ替わり』の事を加えていこうと思っている。
そういえば。
『ハル』の名前をブログで出したの始めてかも。(小説では主要人物、笑)
10年前のブログでも、昔のホームページに載せていた近況報告でも出した事がなかったと思う。
本人は、これを読んだらドキッとしたりするのかな(笑)
サボり気味。
また頑張るー。
この間、このチョコ買った。
ゆずピールチョコ。柚子の香り大好き。
生チョコ✕シュトロイゼルとオランジェット。美味しそう。食べるの楽しみ。
葉山のショコラカロ。これは、以前貰った事があって美味しかったから。
食べたら、また載せようと思う。
でわ、どろん!
* 空 *
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