必読!占い師の立ち回り【初級~中級】③ 人狼ジャッジメント | 釣りキチのブログ

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人狼ジャッジメント9人村を考察していきます

初心者のサポートもしつつ、中~上級者向けの客観的な考察と進行論を紹介しています。

また、新しい観点から「本当に勝てる方法」を探求しています。

 

前回の記事↓

必読!占い師の立ち回り【初級~中級】②

 

 

続きです。

 

 

~やってはいけないこと~

 

2つ目を解説します。

 

 

2.結果騙りをしない

 

 

 

結果騙りをする人が多いのは、それなりのメリットがしっかりあるからです。

 

結果騙りのメリットも、その考察の正当性も理解しています。

 

しかし、そのうえでやるべきではないと主張します。

 

その理由を端的に言えば、

 

「狂のメリットの方が優れている」からです。

 

 

結果騙りのメリットを主張し、それを行う人は根本を間違っているのだと思います。

 

ここまで記事を読んでいただいた方はおそらく、

 

「結果騙りのメリットとデメリットを天秤にかける」ことで「結果騙りをしてはいけない」根拠を述べるのだと思われたでしょう。

 

しかし、結果騙りはハイリスクハイリターンであり、デメリット相応のメリットもあるため、

 

その比較では結果騙りを完全に否定することはできません。

 

 

ここで天秤にかけるべきは、

 

占い師が結果騙りした時の、メリットとデメリット」

 

狂人が結果騙りした時の、メリットとデメリット」

 

なのです。

 

占い師が結果騙り~

 

メリット

  • 対抗が噛まれたとき、対抗の占い先が白であるということが分かる

 

考察のロジックは以下です。

 

「対抗が噛まれた理由

 

パターン1:騙り先黒で確定噛みであった

 

パターン2:占いの真偽がつかずベグ噛みであった」

 ↓

「いずれのパターンも、対抗の占い先が白である」

 

  • 自分の本当の占い先が噛まれない

狼の噛み先候補は、「霊能」「占い」「片白」である。

 

本当の占い先は騙りによりグレーとなっているため噛まれない。

 

  • 騙り先が黒であった場合に噛みを回避できる

狼が「確定噛み」を選択するため噛まれることはありません。

 

 

 

※「対抗が噛まれた場合、騙り先が黒くなる」という考察した方もいるかと思いますが、

 

これはあまりにもベグ噛みを考慮していないため、メリットからは外すものとします。

 

そもそも、その理屈が成立するのであれば、騙らずに占いが噛まれた場合でも、

 

残った占いの初日の白先に、確定噛みの疑いがかかります。

 

よって、「騙ることによるメリット」ではないのです。

 

 

 

デメリット

  • 漂白噛みを考慮していない

そもそも、結果騙りによる考察は漂白噛みを一切考慮していません。

 

致命的な考察の欠陥です。

 

騙りによる囲いが成立していれば、確定噛みが行われることを前提としています。

 

よって、漂白噛みが行われた場合には、すべての考察が破綻します。

 

  • 漂白噛みにより盤面が破綻する

当然ですが、考察だけではなく盤面も破綻します。

 

「漂白噛み後、3dで狂も囲いを成立させた」

 

想定されるのはこのケースです。

 

また、稀ですが

 

「漂白噛み後、騙り先を確定白にされた」

 

このケースも盤面の破綻を起こします。

 

 

※補足

「ベグ噛みをされた場合に、訂正ができなくなってしまう」というデメリットもあるように見えます。

 

しかし、ベグ噛みであれば「騙り先は白」になります。

 

本当の占い先とは違えど、占い先が白なのであればデメリットとはなりません。

 

 

 

ここで一度、「メリット」と「デメリット」を比較してみます。

 

まず、「メリット」は十分であるといえます。

 

「囲いが起きれば確定噛みは必ず起きる」という前提条件はあります。

 

しかし、条件としてはハードルは低めであると考えます。

 

 

つぎに、「デメリット」ですがゲームエンド級であるといえます。

 

デメリットを引いた村が勝つことは不可能です。

 

しかし、起きるケースは極稀であると考えます。

 

 

無理矢理にでも点数をつけるのであれば、

 

騙り推進派に配慮して、65点でしょうか。

 

 

 

狂人が結果騙り~

 

メリット

  • 囲いが容易になる

 

まず、「確率的」に囲いが容易になります。

 

対抗の占いがグレーであった場合は、以下の白が透けています。

 

占 霊 占い白 狂(自分)

 

4人の白が透けている盤面から囲いにいけます。

 

2/8=25%

2/5=40%

 

その差は15%

 

確率的な囲いが容易になっています。

 

 

 

また、「考察的」に囲いが容易になります。

 

通常であれば、初日の考察から3dに、「どこにどのような」結果を出すか決めます。

 

しかし、結果騙りをすることでそれを初日から行うことができます。

 

  • 盤面の確定後に、訂正先を自由に選択できる

結果騙りのメリットは囲いを行うだけではありません。

 

当然ながら訂正先は自由になりますので、

 

「対抗の白に訂正して確白を作る」「霊能に訂正する」ことも選択できます。

 

この訂正で囲いの線をあえて消すことで、真目を取る選択も可能となります。

 

 

選択肢が広いことは、非常に大きいメリットです。

 

  • 結果騙りの解除を盤面によって選択できる

これは本当に強いです。

 

先ほどと同様に、「選択できる」のはとてつもないメリットなのです。

 

例えば、

 

「グレー4盤面になったので確率的に40%囲えていることから騙りを解除しない」

 

「確定白を作ってしまったので騙りを解除して確定白を消す」

 

これらは「狼を動きやすくするため」の選択ですが、

 

他にも多数の選択肢があります。

 

 

デメリット

  • ありません

ノーリスクなのです。

 

「騙ることで偽目に見られる」のことがデメリットであるとするならば、

 

これは、とんでもない指摘です。

 

結果騙りにはメリットがある

 ↓

メリットを主張することで騙りの正当性を村に理解してもらう

 ↓

メリットの主張と考察から村に真目置かれる

 ↓

結果騙りの考察をもとに狼を探し出して吊る

 

もともと結果騙りはこういったロジックであるため、

 

それをデメリットとするのであれば、結果騙りのロジックが破綻します。

 

結果騙りは、このデメリットが無いものとした上で成立しているのです。

 

 

 

はい、

 

では、「メリット」「デメリット」を比較してみます。

 

点数をつけるのであれば言うまでもなく、

 

100点です。

 

とてつもないメリットがありデメリットがないのであれば当然です。

 

 

 

ここまで長くなりましたが、思い出してください。

 

結果騙りをしてはいけない理由は、

 

「狂人のメリットの方が優れているから」でした。

 

そして、天秤にかけるべきは、

 

「占い師が結果騙りした場合のメリットとデメリット」

 

「狂人が結果騙りした場合のメリットとデメリット」

 

でした。

 

ここまで読んでいただいた方はお分かりですね。

 

 

 

狂人のメリットの方が圧倒的に優れています。

 

 

 

 

 

 

~記事の背景~

 

このブログでは正しい進行論の布教を目的としています。

 

しかし、進行論を理解する上で、各配役がどういったものであるか、

 

という考え方(目線)が違えば前提の違いから理解することができないため、

 

立ち回りシリーズを書くこととしました。

 

ぜひ、進行論までお付き合いいただければと思います。