2月27日日曜日です。
昨日の自己指圧caféのおかげか、今日は23時から4時半まで途中覚醒なしにゆっくり眠れました!!
自己指圧caféについてはまた記事にします
この記事の続きです。
『双極性障害の薬』
昨日の記事では薬に焦点を当てましたが、ご紹介した本では双極性障害という疾患について、症状や治療法、再発予防のセルフケア、研究成果などについても触れられています。
双極性障害は元気すぎる躁状態と気分が落ち込むうつ状態が交互に繰り返される疾患です。
私の躁うつの波のスイッチの切り替わりの間隔はこの7年の間にどんどん短くなって、落ち着いた状態(寛解の状態)も短くなってきました。
こうした状態を急速交代型(ラピッドサイクラー)と言います。
双極性障害は、再発を繰り返すうちに周期が短くなり、寛解期間も短くなると言われています。
また、双極性障害には二種類あり、I型とII型に分類されます。
I型はII型よりも躁うつの症状が重くでますし、治療法も少し異なります。
私は双極性II型で躁状態はまだ軽く、「やたら元気がいいな」という程度なので、周りからも気づかれにくいです。
軽躁状態と言われます。
わかりにくいのはわかりにくいで、それもまた厄介なのですが
双極性I型の躁状態では誇大妄想が出現し、言動が荒々しくなることが見られるので、入院が必要になることが多々あります。
躁状態が高まると自分の調子は絶好調!と思っていることがほとんどなので、治療を拒否することも少なくありません。
内服でのコントロールがとても重要となります。
双極性障害の治療として内服治療は重要ですが、内服だけに頼らないこともまた大切です。
ご紹介した本では「対人関係療法」「社会リズム療法」「認知行動療法」が推奨されています。
社会リズム療法
この手帳に書いた上で、今年の手帳にも睡眠時間やイベントなどを書き、3行日記をつけることにしました。
左: 睡眠時間、気分の状態、その日感じたこと、毎日の献立
右: 1週間の振り返り
手帳をつけ始めてから振り返りがしやすく、休息を意識できるようになりました
そして、自分をしんどくさせる思考のクセに気づくことが大切だなと思います。
対人関係療法
対人関係療法
病み歴7年目に入るので必要な本は揃っています
ちょっとした本屋並です…
『癒す』本
一度読んで納得してそのままにしている本が多く、実践し、自分のなかに落とし込みをしていくことが必要だと感じています。
認知行動療法波が起きないのが一番良いことですが、生きている上で刺激を受けないことはありません。
刺激に反応して波が生じた時に自分の異常を早期発見することが大切なのだと思います。
異常が出たときに早期発見することが大切で、それには周りの力を借りることが大きな助けになります。
私は一番身近な存在である夫にお願いしています。
多弁となり早口になる、寝なくなる、予定を詰め込みすぎる。
これは私が上がったときのサインなので、こうなったら教えて、と伝えています。
うつでしんどい時を見ていると、躁状態は周りも「元気になって良かったな」と思いがちなので…。
間に寛解期が挟まっていると上がってきたことがわかりやすいですが、私はうつから急に躁状態にシフトチェンジすることが多いので、うつが良くなったように見えるのです。
また、どういう時に自分は落ちやすいのか、上がりやすいのかを知っておくのも大切だと思います。
自分に起き得る波を予測でき、対処しやすくなるからです。
そして起こってしまう波をなるべく大きくしないためには、ストレスを溜め込まないようにすることが大切だと思います。
ストレスを感じたときに、ストレスを緩和するストレスコーピングをたくさん持っておくと役に立ちます。
どんなことをすると自分の気持ちが楽になるか元気な時に書き上げておくと実践しやすいです。
私は100個書き上げています。(本で見て実践しました)
本のなかでは、うつ状態の予防と、軽うつ状態の対策8か条として次のことが挙げられています。
①日の光を浴びる、②生活のリズムを守る、③食生活に気をつける、④気持ちが楽になることをやってみる、⑤今の自分の気分に合った音楽を聴く、⑥香りを取り入れる、⑦アルコールは飲まない、⑧思い切って休む
私が無意識に選んできたことは自分を楽にする方法だったんだなあ、と思いました。
私の今の最大の目標は仕事に復職することです。
復職にあたって
でも、まだ今は疲れやすかったりするし、復職はもう少し先だな、と思っています。
仕事というストレスがかかっても揺れにくい状態を作り出すことを覚えることが先だからです。
以前にも実践して記事にもしているのですが、再度実践していきます。
感受性の調整法
前回の記事にコメントをいただき、自分の病歴について整理したかったので、改めて2015年からのライフイベントを書き上げてみました。
2015年4月 原因不明の腹痛に悩まされる
(娘小3)
2015年10月 オーバーワークにより限界突破。
心療内科①通院開始
2016年3月 仕事休職
(娘小4)
2016年6月 父の死、仕事退職
2017年1月 リラクゼーションサロン勤務にて活 動再開
2017年5月 看護師に戻る→ディサービス勤務
(娘小5)
2017年9月 ブログ開始
2017年11月 娘はじめての不登校
2018年11月 娘二度目の不登校
(娘小6)
※ 2018年は転職3回
(病棟看護師→葬儀会社→老人ホーム看護師)
心療内科②に通院変更
2019年4月 娘中学校入学
2019年8月 夫の祖母介護
2020年3月 老人ホーム退職
2020年6月 (〜8月)病棟看護師、
心療内科③通院開始
2020年10月 前職入職
2021年2月 夫失業
2021年8月 前職退職
2021年12月 夫入院
2022年1月 心療内科④通院開始
特に印象深いことには色をつけたのですが、…色々あったなあ
友達が私のことを「神様にチャレンジを挑むfighter」と表現してくれたのですが、笑ってしまいました
確かに打たれても打たれても立ち上がってきました 私に起きた様々なイベントは自分に原因があることや、外的因子によるものなど多岐にわたりましたが、確かに全てに立ち向かい、打ち負かそうとしてきました
でもそれは、自分自身の弱いところを敵とみなすのと同義でもありました。
だから、凄く苦しい日々でもありました。
これからは疾患を含めた自分自身やすべての出来事に対して、打ち負かそうとするのではなく、自分の心に寄り添いながら、うまく並走していけたらいいな、と思います
今回ご紹介した本では双極性障害に対する捉え方についても書かれていて、「薬を活用して寛解状態が続けば治ったと考えてもいいのでは」「最低限のことを守れば、ふだんは病気を忘れてもいいのでは」と提案されています。
双極性障害である、ということに対して再発のリスクに怯える気持ちがあって、「今私はどんな状態?」と常に考えてしまって少ししんどく思う時もありました。
自分が双極性障害であると意識することは大切ですが、それに縛られないようにしたいと思います。
双極性障害は私と切り離せないものなのでまた時折触れると思いますが、ひとまず現状での理解を記事にしてスッキリしたので、一旦終わります
二部作となった記事にお付き合いくださりありがとうございます。
どなたかに少しでもお役に立てる内容となっていれば幸いです。