あなたのあらゆる“困った”がなくなる「ADHD脳」と上手に付き合う本
(司馬理英子 著)
おはようございます
今日も今日とて早起きです
今日は「ADHD四部作」と自分のなかで銘打っている4つ目の記事です。
一つ目の記事では、「自分がADHDかも?」と思った理由について。
「ADHD」
https://ameblo.jp/momomotokazu/entry-12461150846.html
二つ目の記事では、ADHDの特徴について。
「大人の発達障害 〈アスペルガー症候群・ADHD〉 シーン別解決ブック」
https://ameblo.jp/momomotokazu/entry-12461982932.html
三つ目の記事では、ADHDが陥りやすい状況とその対処法について。
「大人のADHD」のための段取り力
https://ameblo.jp/momomotokazu/entry-12462295500.html
そして今回は、ADHDについて自分自身も更に理解を深めるために書いていきたいと思います。
いずれもADHDを専門に研究してこられた司馬理英子医師の書籍を参考にさせていただいています。
ADHDは脳の機能に特徴があります。
記憶を整理して、これからの行動のプランを立てたり、感情をコントロールする前頭前野。
目先の楽しみに走りがちな衝動を制御する側坐核。
この二つの領域に障害があるのがADHDだそうです。
ドーパミンなどの神経伝達物質がうまく働かないため、前頭前野と側坐核の機能が低下してしまうそうです。
それにより、ADHDの特性である3つの特徴が生まれます。
「不注意」=集中力が持続しない
「多動性」=落ち着きがない
「衝動性」=待つことができない
この3つがADHDの特徴です。
そして、“記憶のお盆”であるワーキング・メモリーが小さいということも特徴です。
多くのことを覚えておくことができず、すぐに記憶から抜け落ちてしまいます。
HSPが発達障がいと混同されやすいけれど違う理由として、この脳の構造の違いがあります。
HSPのひと=発達障がいではありませんが、発達障がいのひとがHSPの可能性はあります。
私自身がHSPであり、ADHDだと思います。
HSPはエンパスとも混同されますし、似ている部分はあると思いますが、また違います。
エンパスについて少し調べましたが、私はあまりぴんときませんでした。
エンパスについては勉強していないので不明確なところがありますが、エンパスは不意に他者の気持ちが自分のなかに流れ込んでくる感じかな、と。
HSPも他者の感情に左右されやすいですが、エンパスのような感じではなく、他者の醸し出す“雰囲気”に反応する、という感覚です。
エンパスについて詳しい方がおられたらまたコメントいただけると有り難いです
今日ご紹介する本は、ADHDの「困った」を明確にしてくれ、その「困った」が起きる仕組みと対処法についてわかりやすく解説してくれています。
司馬理英子医師は自身が4人の子育てをされながらアメリカでADHDについて学び、ADHDを日本で初めて本格的に紹介した「のび太・ジャイアン症候群」を書かれており、こちらはシリーズ化しているそうです。
また、東京武蔵野市に発達障害専門のクリニックを開院されているようです。
私は今回の記事を書きながら、子育てをしていて自分の子どもが発達障がいではないかと悩むお母さん達の顔が頭に浮かびました。
発達障がいが、発達障“害”になるかどうかは、周囲の理解やサポートの仕方、本人の考え方によるかな、と思います。
私自身の感覚では、発達障害ではなく、発達障がいで、個性の一つです。
確かにしんどい思いはたくさんしてきましたが、その経験により自分が助けてもらうことでひとの温かさを知ったし、自分自身が研鑽し、頑張ることを覚えました。
その経験は、人間としての幅を広げてくれたと思います。
ただ、自分がHSPであり、ADHDかもしれないということをもっと早くに知っていれば、もっと楽に生きれたんじゃないかな、と思います。
ADHDは苦手なことがたくさんあります。
HSPは繊細で傷つきやすいです。
私は子どもの頃から母に「変わった子」だと言われ続けてきました。
「こだわりが強く、わがままな子」とも言われてきました。
実際そうだったんだと思います。
親に持て余される自分に自信がもてるはずもなく、自己肯定感が低く育ちました。
そんな私を支えてくれたのは友人や夫、娘です。
「私は私らしく生きていい」と言ってくれるたくさんのひとに支えられてきました。
今このブログを読んでくださっているあなたも、私を支えてくれています
私の気持ちをきいてくれてありがとうございます。
お子さんが発達障がいかもしれないと思う方にお願いです。
「できないこと」を見るのも大切ですが、どうかできること、その子が持っている良いところにも目を向けてください。
そして、自分や子どもを責めないでください。
そうすれば多分、その子は幸せに生きていけます。
そして、発達障がいで悩む方は自分を責めないでください。
大丈夫。
あなたには良いところもたくさんあります。
まず自分を愛してください。
自分を労ってあげてください
あなたは多分一人ではないはずです。
少なくとも誰か1人はあなたを愛し、気にかけてくれているひとがいます。
今巡り会えてなくても、長い人生、いつかは出逢えます。
本当はこの記事で発達障がいについては締めようと思っていたのですが、もう一冊ご紹介したい本があるので、あと一つだけ記事を書きます。
自分がADHDだと思い、ADHDをメインに書いてきましたが、アスペルガー症候群をはじめとした自閉症ついても、もう少し勉強したいと思います。