「大人のADHD」のための段取り力
(司馬理英子著)
おはようございます
昨日はヘナ効果か、いい感じに眠気がきてグッスリ眠り、仕事で興奮してるのか3時に目覚めてしまいました
あまりにパッチリ目覚めてしまったので、もういいやと思って起きております
今朝はADHDについての第三弾。
ADHDについては今朝ご紹介する本と、あと一冊ご紹介したい本があるのであともう一記事続きます。
よろしければお付き合いください
ADHDについての第一弾。ADHDについてわかりやすく書かれた三冊をまとめてご紹介しています。
いずれも司馬理英子さんの著作です。
ADHDの特徴として、段取りが下手くそということがあります。
①色々なことに目が向きやすいこと
②物事を記憶しておく記憶のお盆が少ないので、新しい刺激が入ると大切なことでも抜け落ちてしまうこと
③面倒なことを先延ばしにしやすいこと
④先の見通しを立てるのが苦手なので、何にどれだけ時間がかかり、全体でどのくらいの時間が必要となるのかの把握が甘いこと
これらの理由から段取りが狂いやすく、気付いたら時間に追われていることの繰り返しです。
だから長期プロジェクトになると遅れが出やすく、時間管理についても遅刻が目立ちます。
仕事ができるひとは段取り上手です。
段取りについての本もたくさん出ています。
でもADHDのひとがその段取りの本を読んでもうまくいかないと思います。
ADHD特有の段取りが狂う理由にフォーカスされていないため、「自分はダメだ」と逆に落ち込むのではないかと思います。
今日ご紹介する本では、ADHDの特性に注目しながら段取りを良くする工夫がたくさん紹介されていて、とても参考になりました。
ADHDでない方にも参考になる部分があると思います。
まずは時間の管理方法から。
次に物の管理の仕方です。
全体を見通す力をつける方法です。
「忘れないための工夫」も大切です。
面倒なことを後回しにしやすいため、完璧にやろうと思うとやる気スイッチがなかなか入りません。
本書では75点を目指すことを目標に、とありました。
自分なりのやり方が定まれば動きやすくなります。
私も仕事の流れがわかるまでは混乱していました。
やらないといけないことがわかってきて、全体像が見えると仕事の量に圧倒され、何から手をつけていいかわからなくなるのです。
病棟のように何かやってる途中で刺激が入るような環境だと、そちらに意識が向いてしまい、やりかけていたことを忘れてしまいます。
そして、元々立てていたタイムスケジュールも時間配分が甘いので、元々ギリギリのスケジュールのなか新しいスケジュールが入ると時間が足りなくなります。
後から忘れていたことを思い出して慌てふためくことが多々ありました。
仕事でもこの調子なので、仕事より緊張感の少ない家庭では更に抜け落ちることが多いです。
手帳によるスケジュール管理
TO DOリストの作成
この二つは私にとって必須だな、と改めて思いました。
あとは、
物の置き場を決めること
ただしまい込んでしまうと記憶から抜けてしまうので、大切なものは目に付きやすいところに置くことが必要です。
あまりに綺麗に整理整頓されすぎてしまい込まれるとかえってわかりにくくなったり忘れてしまったりします。
娘が整理整頓上手で、スッキリとした見た目になるよう片付けてくれるのですが、私からするとわかりにくくなってしまいます…
そして、キチンとしようとすると本当にしんどくなるので、洗濯物も取り込んでハンガーのまま収納するとか、洗濯物も簡単に洗える素材のものを選ぶとか、手間を省くことも必要です。
献立を立てるのも苦手なので、まとめて大まかな献立を立てるのも役立ちます。
ただ、長期的な見通しを立てるのが苦手なので、1週間まとめての献立を考えて食材を買い込むより三日程度が私にとっては負担がないな、と思います。
何曜日は魚の日、麺の日というように決めておくのも楽になります。
私は魚ごと、肉の種類ごとの献立メニューをノートに作って活用しています。
もう少しレシピが増えれば食卓は華やぐと思うのですが、手間のかかるレシピだと作るのが億劫になるので、手間がかからないもの、あとは副菜との組み合わせを決めておいたりするのも作る億劫さが軽減されます。
献立を考える時点でかなり消耗するので…。
あと大切なのが、
心を休める時間をつくること
うまくいかないことが多くて、うまくいかせようと知らず緊張しているので疲れやすいです。
そして、うまくいかないことにストレスも感じています。
ADHDかな?と思うようになって、今までのように出来ない自分を責めることがなくなりました。
「あ、これ私の苦手なやつ」と意識できるようになったし、「苦手なりに頑張ってみよう」と思うようになりました。
そして、「苦手なのによく頑張った!自分偉い!!」と、自分を褒めるようになりました。
他の人からしたら当たり前のことかもしれない。
でも、その「当たり前」が難しいのです。
娘や夫は器用で要領が良い方なので「凄いなあ」と感心します。
でも、出来ない自分がダメなのではなく、苦手な分野も頑張ってると思うと自分を責めなくなったし、苦手だな、と思うことはかわりにやってもらうようにお願いするようになって「できないストレス」からだいぶ解放されました。
たとえばご飯前に机の上が散らかっていたら片付けをお願いする、とかです。
ADHDをはじめとした発達障がいでは出来ないことから自信をなくし、その繰り返しで自己肯定感が失われ、二次障害として鬱になりやすいとありました。
それは自分自身に当てはまります。
調べれば調べるほど自分がADHDだと確信してきました。
コメントで、「ADHDはルーティンが狂うのを嫌がるので、ランチを毎日同じものを食べ続けていたら確実だ」というコメントをいただき考えてみると、私は朝に飲むものはカフェオレじゃないと落ち着かなくて、朝のその時間が取れないとうまく一日のスタートがきれないな、と思い起こしました。
私の場合はADHDだと自覚することで対処法が理解できて安心感に繋がりました。
基本的にポジティブなので、対処法が見つかれば「あとはこれをやるだけ!」と前向きになれるのです
我ながら良い性格をしてると思います
あと、理由が判明するまでは解明しようと熱心になるけど、ある程度わかると飽きるというADHDの特性が逆に良い方に作用してるかも…☆
「問題は、問題だと思うから問題になる。
で、何が問題なんですか?と思うと問題ではなくなる」
私が好きな言葉で、娘の不登校のときも繰り返し思い返していた言葉です。
たとえADHDであったとしても、私はそれが自分の個性になっているのかな?と思います。
次々と色々なことに興味を持つ性質のおかげで、色々なことが経験できて、色々なひとに出会えました。
そして、記憶のお盆が少ないことで、嫌なことも喉元過ぎたら忘れられます。
あまりにも衝撃的なことはさすがに忘れられませんが…。
疲れやすいと自覚してからは、セルフメンテナンスの時間を積極的にとるようになり、無理をしなくなりました。
最近、発達障がいという言葉が独り歩きをしている気がします。
子どもさんの様子をみては必要以上に発達障がいではないかと心配される親御さんも多いな、と思います。
確かにソーシャルスキルやライフスキルを身につけるために療育を早めに始めることで、挫折経験が少なく自己肯定感を損なわずに済み、二次障害である鬱などを引き起こしにくい面はあります。
でも、失敗や挫折から学ぶことも多いです。
失敗や挫折させないことではなく、そのときどう対処してどう立ち上がるのかを教えたり、どうサポートするかを考える方が生きる力には繋がるのかな、と自分自身の経験から思います。
必要以上に傷つく可能性があることについては、避けられるようにサポートすることも必要だと思いますが、その見極めはなかなか難しいですね…
この記事が、自分はADHDかなと悩む方、お子さんやパートナーといった身近なひとがADHDかなと悩む方に少しでも参考になれば嬉しいです
まだまだADHDについてビギナーなので、何か補足や情報をいただけると嬉しいです
次に書くADHDの記事は脳の構造を含めたお話になり、総括になる予定です。
でもなにせ、次々と色々なことに興味が湧く性分のため、もしかしたら違う記事を間に挟むかもしれません。
ブログに書き残すことで記憶の維持に役立っているなあ、と過去記事をリブログしたりリンクさせたりしながら思う日々です
今日も仕事です
楽しく働いてきます
日曜日なのでお休みの方も多いと思います。
皆さま、良い一日をお過ごしください