抗癌剤投与4回目の日は「何もしなければ余命3ヶ月の命。」と言われてから3ヶ月目だった | 胃がん末期の闘病記

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2022年4月末に胃癌が発覚。「早期に癌を切除すれば大丈夫ですよ」と先生から言われ安堵していたのも束の間、肝臓転移が判り手術不可能で抗癌剤治療しか方法がないと一転。抗癌剤以外の可能性を求める。2023年3月「胃癌が確認出来なくなっています」と言われる迄に。

7月19日も血小板の数値が今ひとつという事でしたので、私の方から「もう一週休ませて下さい。」と言いました。


 

そして、7月26日に4回目の抗癌剤投与を行った訳ですが、量を少なくして打って頂きました。


 

私には、いつも相談に乗って貰える強い味方の社長さんがいますので、先生に何を言われても心強く安心していられました。

この日は、偶然にも4月28日に告知を受けてから、おおよそ3ヶ月目でした。

「何もしなければ余命3ヶ月の命。」という告知を受けてから3ヶ月が経ったのです。

診察室に入った時、主治医に「お陰様で明後日で3ヶ月が経ちます。ありがとうございます。」というメモを渡しました。

その時の主治医の反応は、何事も無かった様な、無表情な感じに受け取れました。

この様な状況では、どの様な感情表現をして良いのか難しい場面ですから、無表情に徹したのかも知れません。
    
「何もしなければ余命3ヶ月の命。」だった訳ですが、「抗癌剤をしたから3ヶ月も生き永らえた。」と考えていたのかも知れません。

はたまた、担当の患者さんが3ヶ月の間、無事でいられた事に安堵してくれていたのかも知れません。

主治医の表情からは、私と対面して何を思ったかは良く分かりませんでした。

ですが、私は、これまでの主治医との関わりから『主治医は一人ですが、主治医には、私と同じような患者さんが沢山いて、私はその中の一人。流れ作業の様に患者を診断しているのではないか?電子カルテの中に「何もしなければ余命3ヶ月。」という言葉が有るがどうかは分からないが、主治医の記憶に私の存在は殆ど残っていないのではないか?』と想像してしまいました。

想像した結果が悲しい結末になってしまいましたが、致し方なしと思うだけでした。