四国に入ってからは高松に向けて東へ進みます。
太陽が昇ってきました。
1988年製のサンライズの室内にはモールの剥がれや補修の痕、所々傷みも目立っています。
運行中の機器トラブルや消費電力の多さもあり、誕生から35年近くそろそろ寿命ではないかとみられていますが、一向に後継車新造の話は上がって来ません。気象の影響を受け易い地域を走ることもあり、すぐに運休してしまいがちです。
JR西日本と東海が編成車両を保持していますが、JR東海管内では客扱い停車駅が皆無というのも不思議な列車です。
高松駅には遅れもなく定刻着。
本来なら高松が終着ですが、ここから折返して琴平へ向かいます。
折返し発車の時刻は8: 30分近くの待機時間があります。
サンライズの隣では、快速マリンライナー 岡山行が発車を待っています。
早朝の時間帯、発車を待つ列車でホームが埋まります。
サンライズ瀬戸はそれらの列車の発着を優先させて、到着から30分近くして折返し琴平へ向かいます。
高松駅はくし形の頭端ホームです。ホーム端から改札口は遠く、隣のホームに移動するにも長い距離を要しますが、発車まで30分もの余裕があるので気晴らしの散歩には充分な時間です。
30分も待機時間があれば高松駅で余裕をもって買い物が出来ます。
もう無くなってしまいましたが、以前はホーム付け根に宇高連絡船名物だった讃岐うどんのスタンドがありました。開店時刻は7時半と早く、これはサンライズ瀬戸の高松到着時刻に合わせて開店していたとか。駅構内で讃岐うどんに手軽にありつけたのは有難かったのですが…