1 HASEGAWA Su-33・35フランカー  | こぴっとちぴっと

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やってみたいことをやってみた

ソ連の名機 スホーイ27の発展型 Su-33フランカーD。迷彩塗装が手強そうで手を出しあぐねていましたが、満を持していよいよ着手しようと。

 

冷戦終結間際、それまでベールに包まれていたソ連機が、ペレストロイカとグラスノスチにより西側の航空ショーに度々現れ、注目を浴びました。失速寸前機動をコントロールするストールターンやプガチョフ・コブラ等戦闘機としては有り得ないような鮮烈かつ変態機動を披露して西側の度肝を抜きました。

当時、世界最強と信じて疑われてなかった西側のF-15が出来ない機動をやってのけたのでした。西側戦闘機でクルビット・コブラが出来るのは後に登場したF-22くらいだとか。

 

そんなSu-27に前翼カナードが着けられて改良、さらに高機動と能力アップが図られたSu-33。

 

 

 

 

 

 

 

 

開封の儀。

巨大な機体です。外箱も72分の1スケールにしてはかなり大きいです。

 

 

 

 

 

 

 

 

Su-35S。 

カナードが無く、Su-27と外観上は見分けがつにくいですが、Su-33をさらに発展させ、デジタル機器向上、推力偏向ノズルにより機動性を高められています。推力偏向ノズルによりカナード機能を上回る高機動を得ています。

カナードが無くなった分、先祖返りしたようなスタイルですが、こちらの方が後から登場した機体です。

 

せっかく2タイプの派生型が手元にあるので、構造を比較しながら恒例の2機平行制作をしてみます。部品を混同してしまうリスクを伴うし、制作・塗装スペースの確保がややこしくなるのですが…

 

 

 

 

 

 

似てはいますが、機体上面のカナード取り付け部やランナー位置は異なるので、Su-33・35では同じ金型は使っていないようです。

 

 

 

 

 

コックピットブロック。共通の形状のようですが、混同しないようにタグを付けておきます。

 

 

 

 

 

 

 

 

組立前塗装。2機平行制作で既に塗装場所に困り始めて…

ランナーにはそれぞれSu-33・35と刻印が入っているので、ランナーから切り離さなければ混同はしません。

 

 

 

 

 

 

 

タイヤやエンジンノズルランナーは共通のようです。

 

 

 

 

 

 

タービンブレードは別のランナーに離れてあります。

 

 

 

 

 

 

上面パーツのコックピット周りを「エアスペリオリティ―ブルー」という覚えられない色で塗ります。現用米海軍機色だそうですが、グレーやグリーン等の微妙な色調・種類になってくると塗料の識別に「グレーFS36375 米空軍制空迷彩」などとややこしい表記になってきます。なので「グレー308」と色番号で選ぶことになります。

ただ、制作前にインストで使用塗料を確認する際、白黒のインストでは色番号がどんな色なのか全然イメージがつきません。

 

塗料購入で在庫が際限なく増えていくのは避けたいのですが、新たに購入した「エア・スペリオリティ―・ブルー」はクレオスC74です。