主翼下面・脚部収納庫カバーをダークシーグレーでエアブラシ塗装。
既に艶消し白で塗装したタイヤ輪芯部分をマスキングし、タイヤブラックでエアブラシ塗装。
この部分は72分の1では筆塗りすることが多いですが、48分の1という大き目サイズなのであえてエアブラシ塗装。
主翼と先尾翼を本体に嵌め込み。目立つ段差もなくパチピタ精度です。
特徴ある震電の機体の姿が現れました。「震電」ではなく…
森博嗣 原作 押井守 映画化「スカイクロラ」の主役機「散香」のつもりです。
映画化にあたって、押井監督が原作者の同意を得た上で、登場人物、整備士の性別を女性に変えたということ、キャラクターデザインは押井監督はしなかったということで、淡々とした中で熱い原作のシャープな良さがより良くなった…という印象。
脚本家が原作をズタズタにレ〇プする大問題がありますが、この作品は原作の空虚感、刹那感をより好感持てる演出に。原作者 森氏も絶賛。
因みに、エアレースの室谷義秀選手が森氏が描くパイロット視点の飛行シーンは、実際のアクロバットパイロットの感覚を的確に描写していると評していました。森氏は趣味のラジコン飛行機の操縦でその感覚を身に着けたそうです。
映画で描かれる「散香」が、エンテ型のプッシャー式飛行機で、「震電」のデザインをブラッシュアップし、カッコよく描かれていました。
塗装は第2次大戦のドイツ機 メッサーシュミットBf109のカラーリングをモチーフにしている、劇中のデザインを参考に…
本体・翼部分はそれぞれ接着せずにマスキングテープで仮押さえして塗装に入ります。
隙間に塗料が入り込んでくっついてしまわないことに留意して…
前部脚部収納庫内部に再度、フィールド・グレーをエアブラシ塗装。
シルバーの発色を良くするための下地塗装、艶あり ウィノーブラックで上面全体をエアブラシ塗装。
乾燥後さらに上面全体をシルバー8でエアブラシ塗装。くすんでムラのあるざらついたマットなイメージで。
下面全体をダークシーグレーでエアブラシ塗装。
下地のシルバーを残すようにしながら、上面を帝国海軍佐世保工廠グレーでエアブラシ塗装。
機体表面を流れる気流に沿うイメージでエアブラシを吹きました。