出発時刻、汽笛を鳴り響かせ、スチームを放出。
シリンダーからの蒸機噴出は前方へ…ノズルが前側に向いています。意識して観たことはなかったですが、こういうものなんでしょうか?
SLスチーム号 999バージョン 出発!
ゆっくりと後退していきます。
重々しく、客車側を先頭に押していきます。500m先の専用線を往復20分ほどかけて体験乗車出来ます。
出発時は煙とスチームを盛大に身にまといます。
タイミングが合えば、山陰線(嵯峨野線)高架線を電車が跨いでいきます。
スチーム号が戻って来るまで20分も余裕があるので、周りの撮影。
昔はゴロゴロいた原色DE10も珍しくなりました。
以前来た時は8600がスチーム号を牽いて動いていました…というか、今まで8600が動いている時にしか来たことが無かったです。牽引機予定表は、月初めに公開されるので来る前に調べると判りますが…
戻って来ました。
戻って来る時は、ホームまで余力の惰性走行なのでスチームも煙も大人しく、静々とスローダウンです。
停止後、昔の復刻ナッパ服の機関士がハンマーで足回りを打検…SL運行は走らせるまでに手がかかるうえに、運転にも勘に似たコツ、機体のもつクセがあったりで職人技が要るとのことです。
労働環境もボイラーの熱の暑さの中での、煙室への石炭を投炭作業(C62は自動給炭装置装備)、煙の吸入など過酷な重労働で、従事者は、退職後そう長い寿命ではなかったとか…
蒸気機関車は、人が生み出した機械の中で、もっとも生物に近いとイギリス人が言っていました。たしかにここに来ると自然にそう思ってしまいます。
次のスチーム号の便は1時間後…