山陽電鉄 高砂駅南側 旧高砂線跡地の一部は駐輪場になっています。
窓が割れ、屋根瓦が落ちている酒屋。
何度か角打ちに入ったことがありましたが、電動シニヤカーを駆る爺さん連中が、そこでは童心に還ったかのようにワイワイ雑談をして昼間から飲酒していました。
電動シニヤカーも飲酒運転の処罰対象になるのか…老店主がいなくなった今では詮無いハナシ。
現役時代からよく酒の自販機が故障していました。何度か投入した小銭が却ってこず泣き寝入りしました。でも、老店主が未開封のサントリーリザーブ20年ものを安く売ってくれたのでした。
草の生えた空き地やレンガ造りの現役工場が健在しているの魅力です。
土地のあちこち小さな鳥居や祠、御堂が信仰の対象として手入れされて残っているのも、大らかで旧い土地柄が伝わってきます。
由緒ある高砂神社。
本殿の軒に風鈴が鈴なり。
パワースポットとして御朱印巡りの参拝客も多いようです。
謡曲「高砂」に登場する、松の精霊が宿る夫婦松は3代目、昭和年代にマツクイムシの被害に遭い、立ち枯れてしまいました。
ご神木もカミキリムシが媒介するマツノザイセンチュウの餌食になり…
そういえば阪神淡路大震災では巨大な鳥居が倒壊しました。明石から西方は大きな被害はほとんど無かったのに、そこより遠い高砂で見られた大きな被害…
本当にパワースポットなのか?いや、正負に関わらずパワーを増幅するからパワースポットなのか?大地のエネルギーが溢れる場所という意味で。
ちなみに「パワースポット」なる造語を最初に使ったのは、スプーン曲げにのみその特殊能力を有効活用していた清田少年だとか…超ウサンクセー!
広い境内にはクロマツがところ狭しと繁茂して木陰が涼しいです。毎朝、境内をガンジキで掻いて清めているらしくその痕が見られます。
掃き痕に靴跡をつけないように遠慮して歩きます。
工楽松右衛門像。
高砂神社好きな神社のひとつです。巨木が多いのと、境内を駐車場にしていないところが好まれます。
陣内智則と藤原紀香が結婚式を挙げた神社は、巨木を伐り倒して境内を駐車場にしてしまったので「生田の森」の魅力が失われました。離婚されてしまう前まではけっこうカップルのあやかり聖地にもなっていたようですが…
宮司が巫女の着替えの盗撮をして検挙されるわ、阪神淡路大震災でも社殿が倒壊してしまったり…
霊力が下がり荒ぶる地震の神、なゐの神を鎮められなかったようです。