九州運転会 1  | こぴっとちぴっと

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やってみたいことをやってみた

九州非電化時代 蒸気機関車からディーゼル期に入りました。

 

 

 

 

 

 

蒸機も思い出したように走らせたいので、留置線に留めておきます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

長編成貨物をDE10が牽きますが、車間短縮カプラーでカッチリ連結しているのに時々、連結解放が起きるのでもう1両のDE10を加えてプッシュプル運転しています。

欲張った長編成貨物は転がり抵抗がハンパないのでしょう。床面自体も歪んで傾いているし…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

消灯しての夜行運転は深夜の運転会では外せません。

 

 

 

 

 

 

 

 

ゆっくりしたスケールスピードで走らせていると、深夜の眠気、緩いジョイント音が心地よく、寝そべって飲酒&居眠り運転…

これがまた気持ちイイのでやめられまへん。この季節の寒くも暑くもないGW運転会。

 

 

 

 

 

 

電卓や腕時計にデジタルが出てきた頃、値段はそこそこ高かったです。それがあっという間に普及し、1000円もしない低価格になっていきました。地方の幹線でもその頃はディーゼル機関車が客車を牽いていました。

腕時計をしていると何となく大人に近づいたような気分がしたものです。そのデジタル腕時計と共に一人旅をする…腕時計はお守り代わりに。不安と羽根を得たような高揚感。それは多分、イカロスの翼のように太陽に近づけば墜落につながる危なっかしい翼…なんてな。

デジタル腕時計で時刻を見て、九州地方の運行本数が少なく、なかなか来ない列車を駅で待ちました。そんなことを思い出します。

 

 

 

 

 

 

 

 

長編成のキハ58。国鉄時代といえばディーゼル急行の長い編成がイメージされます。

JRになると急行は激減し、特急でさえ短編成にされましたから。

 

本線を排気煙を吹き上げ、轟音を響かせ、走り去った後は、妙に静かになりディーゼル排気煙の香りが漂っている…というのが全国各地で見られたキハ58の記憶。

 

 

 

 

 

 

 

 

高校入学前、一人旅で九州は大分の墓参りの帰りに大分から熊本へキハ58の急行に乗りました。乗った急行の名前は何だったか覚えていません。「くまがわ」か「火の山」だったか…?

 

 

 

 

 

乗っていた車両には自分独りしかいませんでした。だんだん暗くなる大雨の峠の中、大粒の雨と暗闇で阿蘇外輪山の景色も見えず、予告も無くスイッチバックを始めたり、その夜の熊本での宿も決めていなかった一人旅でたいへん不安で心細かった記憶が蘇ってきました。

叩きつける雨が流れるガラスには映った自分の不安な顔しか見えず、ホントに目的の駅に着くのか…という疑念も。

 

少年時代にどっぷり浸かっていた鉄道趣味に高校入学と国鉄解散を機に決別する旅だったので、カメラを持たずに臨んだことは、今となっては返す返すも残念です。復帰したら少年期以上に熱を上げて狂っておるのですから。

これら模型群の前身も高校時代に全て手放しましたが、後に大人買いでNもHOも親の仇とばかりに倍増では計れない量に増えてしまい…「ヘンなヤセ我慢をすると後のリバウンドが激しい」というのが真理です。

 

 

 

 

 

 

 

 

志望校に入学を決め、これから始まる高校生活に期待してダサい鉄道趣味に決別したのは、若さゆえの青臭い意地張りでしかなかったので、キライになろうとさえしましたが…勿体ないことをしました。

「何かを選ぶことは何かを捨てることじゃ…」と朝ドラ「らんまん」の松坂慶子扮する、峯屋の婆ちゃんが言っていました。人生にはそういう選択が度々あり、その時はよかれと思ったことでも後で悔やむこともあります。

 

 

 

 

 

 

単品を集めた8両で走るキハ58には何故か1両しか室内灯を装備していませんでした…整備途中でそのままになっていたのでしょう。

 

 

 

 

 

 

 

 

キハ52も登場。

引退が報じられる前に念願の糸魚川から乗りました。

夏の雨が降る、早朝でも蒸した車内。そこそこの混み具合で「暑い暑い…」と呟く女性客に親切心で車内扇風機ボタンを押して差し上げたら、ニワカに回り出した扇風機は強風で車内の空気をかき混ぜ始め、そのオンナは「髪が乱れる!」こちらを睨みつけてくるという…

あんたが頻りに呟く「暑い」というコトバが不快だったからやろがッ!という、はしたない叫びは火に油を注いで車内を炎上させるので、育ちのいい私はそっと扇風機のボタンを押して止め、涙で煙る車窓の景色を見送っていました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

キハ40・48も登場。KATO製のこれらの出来、特にスカートの連結器周りの密度はTomix製に比べると到底及びません。

KATO信者としては臍を嚙む思いですが、リニューアルされた新規金型キハ58も買わなかったので、同様に自己流ディテールアップでしのぐことにしましょう…他の車両を色々並行してイジリ中なので、まだまだ先になりそうですが。