日本で1979年から始まった地域活性化政策の「一村一品運動」ですが、現在、世界30カ国以上の途上国で同様の取り組みが行われています
最初、女性が働くことに難色を示していた男性達も、確実に自分達で収入が生み出せるプロジェクトに協力的になってきたとか
活動の名前は同じなのですが、理論を持たないために何をやればいいか伝わりにくく、それぞれの国で効果的な方法が取られていない現実もあります
そんな中、キルギス共和国ではとても興味深い活動が行われているので、今回二週間滞在してお話を伺ったり、研修に参加させて貰っています
少し前、テレビで青年海外協力隊の女性が石鹸作りんしている様子が放映されましたね
周囲約700kmの湖に点在する小規模生産者グループや産業が日本のプロジェクトで繋がり、成果を出すまでに成長しています
作られている製品はこんな感じ
上はフェルト動物シリーズのマグネットで下はエスパルスセットのホワイトハニー(左)岩塩とハーブ(右)、一番下は良品計画さんがアドバイスしているフェルトシリーズの一つです
今回は生産者グループのクリスマスギフト作り視察に同行させてもらいました
この建物に2グループの生産者がいます
看板は「イシククリブランド」って書かれてます
清潔な室内
日本の「KAIZEN」はここでも大活躍
視察が入る前は、みんな鏡を見たり、中にはマニュキュアを塗って来た人も…
「製品が汚れるから駄目よ~」と、落としてもらいました
女性だものお客様の前ではおしゃれしたいよね
でも、作業中は禁止よ
製品に針が残っては駄目なので、危険品はノートを使って管理していますよ
これは
同じ形(足の長さとか細かに決まっていて、規格外は作り直しになる厳しさ)の物を効果的に作れる様にメンバーの旦那さんが考案したものです
最初、女性が働くことに難色を示していた男性達も、確実に自分達で収入が生み出せるプロジェクトに協力的になってきたとか
これに応じられて始めて日本で売れるのです
良品計画さんの言葉で印象に残ったのは
「7000以上ある我が社の製品中で消えていったものもあります。だからこそ、きちんと収益が上がる商品にして、女性達に収入を生み出したい」と…
いわゆる、可哀想だから助けようではなく、ビジネスパートナーですね
そのビジネスができる様にサポート(金銭的支援でなくお金を生み出す仕組みと機会の提供)したJICAプロジェクトに賛同し4年間研究しています
午後はユルタ造りの村を見学
そして今日は湖沿いのとても素敵なコテージに宿泊
同行キルギス人スタッフは真夜中湖で泳いでました
さすが…
後半に続く