研修の続き
羊がいる、羊毛産業もある、でもフェルト製品の原料になる良質の羊毛がないから輸入している
お話はちょっと戻って一日目の夕方から
コテージで新製品のデモンストレーションのあとは
ユルタのレストランで夕食
夕食後部屋に戻っていると…
山から月がのぼってきた
少し月は欠けてきたけどめちゃくちゃ明るくて 大きくて 宇宙を感じた
あまりの騒ぎようにキルギス人スタッフに大笑いされたけど
とっても綺麗な星空を楽しみました
そして
始めて人工衛星を肉眼で見たことにも感動
翌朝
だんだん消えかかる月と
今日もいい天気です
朝食もしっかりとって
(前置きが長かったけど)
二日目。オルゴチョール国営農場の視察です
この羊毛がフェルト製品になります
最初は暴れていた羊も気持ちよさそう
仲間たちは既にスッキリして涼しい山に行っているのだけど
彼は今日のために居残り
でもあまりの変わりように仲間からも「誰?」と怪しまれ…
この後刈り取った羊毛からゴミを取るのですが
これが大変
叩いて、洗って、手で取って…
繰り返しゴミを取っても取り切れません
羊毛を作り出す全ての過程が遠く離れた場所にあり、お互いを知らない
つまり繋がっていない
更に悪いことに
業界の組合はあってもお互いを信頼していない
不思議な感じです
なので毛を刈り取った農場のそばにゴミを取る場所、洗う場所を作りました(ここは誰でも持込ます)
この羊毛にするまで気の遠くなるような作業が続きます
さらに
自然が豊かなキルギス
でも染色の技術がありません
なので日本の専門家がお手伝いして
植物を使って羊毛を染色します