◇土曜 医師1名診療日
●6/22(土)午前
手島院長1名での診療のため、混雑が予想されます。
◇院長休診、クリニック休診
6月中の休診予定はありません。
ご不便をおかけし大変申し訳ありませんが、ご理解とご協力のほどよろしくお願い申し上げます。
こんにちは。
もものマークのクリニック 院長てしまです
先週土曜の診療を終えてから、家族で松本へ行ってまいりました。
土曜日は、夕方に松本に到着し、夕食をとってホテルに直行。
主な目的は日曜午後に、安曇野に住む高齢の叔母に会いに行くことだったので、日曜午前は松本市内で時間的に無理なく過ごせそうなところに寄ってみようということになりました。
ネットで検索して行き先に決めたのが、松本市美術館。
松本出身のアーティスト、草間彌生さんの作品が見られると知り、行ってみたいなと思った次第です。
美術館の入り口横には、巨大なチューリップ。
頭から喰われそうなサイズ感 笑
草間彌生さんといえば、ビビッドな水玉模様が有名ですね。
敷地内のコカコーラ自販機もこんな具合に水玉にジャックされていました
ジャックといえば、行ってみて初めて知ったのですが、特別展『手塚治虫 ブラックジャック展』を開催中でした。
亡き父が、熱心な手塚治虫作品のコレクターだったため、小さい頃から実家には山のように手塚治虫漫画が収蔵されておりまして
中でもブラックジャックはよく読んだ作品のひとつでした。
会場入り口付近に飾られていた、撮影OKのパネル。色々な治療者が勢揃い。
せっかくだから見よう見よう!
と家族で気軽に突入したところ
会場内には、所狭しと並べられた、手書き生原稿の数々
え…ちょっと待って、これつぶさに鑑賞したら何時間???
って、それ先週もトーハクでやったやつ
ホームページで確認したところ、東京では昨年秋に開催されていたようですね。
展示の仕方など、おそらく地域によって変えているところはあるのでしょうが、松本で見た感じ、どこにおいてもかなりの物量攻撃で押し寄せてくる特別展なのではと思われます。
「午前の空き時間を過ごすべく」
などという軽い気持ちで突入した我々家族などに、さばききれる相手では到底なく
途中から流し見せざるを得ない大変残念な鑑賞具合となってしまいました
後ろ髪を引かれる想いで会場を後にした私ですが、考えてみるとブラックジャックを最後にきちんと読んだのは、確か医学部時代なので、20年超前のこと。
それでも、目にする原稿はほとんど全てどこかしら記憶に残るものばかりで、この漫画のインパクトの強さ、作品としての面白さに改めて圧倒されました。
医者となった我が身には、こちらの本間丈太郎先生の言葉が一段と身に染みます…。
医者は人をなおすんじゃない
人をなおす手伝いをするだけだ
なおすのは…本人なんだ
本人の気力なんだぞ!
…仰る通りです。
日々の診療を通して、しばしば実感することそのものです。
こんなセリフを、昭和の当時に描いたことが、物凄いことだなと感じます。
医者として、心に留め置くべき言葉だと思いました。
ブラックジャック展は、このあと名古屋、京都、長崎にも移動するようです。
足を運べるかたは、ぜひ。
そしてついつい買ってしまう手ぬぐい…。