◇土曜 医師1名診療日
●5/25(土)午前
手島院長1名での診療のため、混雑が予想されます。
◇院長休診
●5/27(月) 午前
都合により手島院長は休診し、非常勤医師(形成外科医)の診療となります。
午後は通常通り手島院長が診療いたします。
ご不便をおかけし大変申し訳ありませんが、ご理解とご協力のほどよろしくお願い申し上げます。
こんにちは。
もものマークのクリニック 院長てしまです
4月の学会@神戸は大盛況で、混雑の中、とある会後輩女医ちゃんと会い損ねてしまいました。
その後、せっかくだから久々に会いたいよねという話になりまして、週末晴れて一緒に東京国立博物館見物へ行くことに。
近年、私がこちらを訪れたのはコロナ禍に家族で特別展『ポンペイ』を観に行ったとき以来。
一方の後輩ちゃんは初めてのトーハクということで、常設展を見てまわればいいかしらんと、とりあえず本館に突入しました。
ぜんぶで1時間半くらいで見終わるんじゃね?
くらいの見立てで。
が、見始めて数十分後にはその見立ての甘さを思い知り
これ本館2階だけで何時間よ
と若干呆然としつつも、圧巻の展示の数々を楽しんで過ごしました。
本館2階の一隅には、トーハクが所蔵する多くの国宝の中から選りすぐりの一点を、丁寧な解説と共に展示したスペース『国宝室』があります。
現在この場には、小野道風の書が置かれていました。
小野道風筆『円珍贈法印大和尚位並智証大師諡号勅書』
書に明るくないわたしが「ふむふむ」とわかったような顔をしながら、恭しく展示されているそれを眺めていたところ、隣で食い入るように見つめていたご高齢の男性から
「この作品は」
と突然話しかけられました。
「滅多に出されることのない、貴重なものなのです。今日は、これを見るために静岡からまいりました。わたしは今70歳なのですが、まさか生きている間に見られるなんて。次に展示されるのは100年後かもしれません。本当によかった。」
書道関係の評議員をされているというそのかたが、小野道風に寄せる熱い想いを見ず知らずの私にしばし語る様は、まさに
『自分史上最高の推しにリアルで会えたファン』。
私がその部屋を後にするときにも、男性は展示の前にじっと佇んで飽かず眺めていらっしゃいました。
どの分野でも推しは尊いのだな…
と感じ、何かしら憧れ追い求めるものがあることに、羨ましさも覚えました。
本館2階を見終えた時点で2時間が経過したので、庭園の茶室で早めの軽めランチ。
おにぎりセット。
お茶についてきた土偶の和三盆♡
その後は再び観覧に戻ってひと通り周りきり、ミュージアムショップもチェックしたころには5時間が経過していました😂トーハク恐るべし…。
クリニックで頭に巻こうと買って帰った手拭い。わんこがいっぱい。
東京国立博物館は、どちらを向いても外国人旅行者でいっぱいでした。
確かに、日本の文化と歴史を案内するのにはうってつけの場所です。
台湾で故宮博物館に真っ先に向かう感じなのかなと。
もちろん日本人にとっても、遠くなった学生時代の歴史で学んだ記憶が蘇る、貴重な場所だと思います。
お時間のたっぷりある時に、トーハク、いかがでしょう?