6/24(土) 院長休診
手島院長は休診し、非常勤医師2名(形成外科医)での診療となります。
こんにちは。
もものマークのクリニック 院長てしまです
プライベートで大きな用事を一山済ませたら、軽く虚脱状態に陥りまして
ブログを書くエンジンがかからず休んでしまいました。
まだ慣らし運転状態なので、今日は軽いネタで。
20年超ぶりに新たに開けてもらったピアス孔。
着替えのときや髪を乾かすタオルにちょいちょい引っかけたりもしつつ
大きなトラブルには至らず経過しています。
ちょうど蒸し暑い時期にかぶってしまったので、清潔を保つのは大事であろうと考えています。
洗うのは毎日お風呂の時。
シャワーの水流を当てながらピアスをくるくる回して洗っています。
入浴後はタオルで軽く押さえ拭きをしつつ、孔の周りを観察。
痒くないか、浸出や出血はないか、腫れや痛みは出ていないか、などを確認するようにしています。
ここまでのところ、目立った炎症を認めたことはありませんが
「なんとなく、孔がうずうずするような...」
という感じを覚えることは数回ありました。
それは、むき出しの擦り傷がヒリヒリと痛む、あの感じと似ています。
ピアス孔作成の場合、傷の表面は表に出ていないので見えないものの、図解をするとこんな感じ
ピアスを入れたてのころ、ピアス孔のトンネルの壁は耳たぶのオモテ側からウラ側まで、こんな風に『全面・傷』
外から見えないのをいいことに、なかなかワイルドな状態です。
しかし、最初は傷状態だった壁も、端から徐々に皮膚表面の細胞が伸びてきて、覆われてゆきます。
最終的に、トンネルの壁前面が皮膚表面の細胞で覆われ、バリアが頑丈になったのが『完成したピアス孔』。
おそらく、上の図の赤色で示した傷の部分は、バリアが存在せず「肉むき出し」状態ですから、少しの刺激でも“痛いぞゴルァ!!”とご機嫌斜めになってしまうものと思われます。
確かに、誰しも削られたてホヤホヤの擦り傷を広く世の中に晒しておこうとは思いませんよね。だから、何かしらあてがって、保護しようとするはずです。
それでは、ピアス孔の壁の傷部分を保護するときには、どうしたらよいのでしょう?
私のオススメは、こちらです
そう、毎度おなじみの『白色ワセリン』
このワセリンを、ベビー用の先細綿棒の先端に乗せて、ピアス孔の入り口にちょんちょんと付けます。
次に、ピアスをくるくる回したり、前後に滑らせたりします。
すると、徐々にスムーズに動くようになり、ワセリンが孔の中に行き渡った感じがして参ります。
私のピアス孔はこの手当てをしてやると、それまで気になっていたうずうず感が和らぎます。
おそらく傷の表面がワセリンで保護され、創傷治癒にも適した環境になり、落ち着くのだろうと解釈しています。
湿潤治療の基本は
『消毒しない&乾燥させない』
ですからね
ちなみに、綿棒に取って付けるのにも、当院オリジナルのこちらのワセリンが便利です
絞り出し口の口径が程よいサイズなので、多過ぎず少な過ぎず、扱いやすい量のワセリンをちょこっと取ることができます
ワセリンの助けも借りて、順調に過ごしてきた1ヶ月。
残りの1ヶ月も、大過なく過ごせますように…。