ホルモン補充療法ことはじめ⑦~デメリットと言えないこともないこと~ | 文京区小石川 もものマークのクリニック 院長ブログ

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文京区春日駅最寄りの形成外科・皮膚科のクリニック。
湿潤治療、シンプルスキンケアのこと、もっと皆さんに知ってほしい♪

 

■てしまクリニック 12月の診療について

手島院長休診日

12/17()午前

非常勤医師(形成外科医)2名での診療となります。

 

●年末年始休診のお知らせ

12/27(午後~1/4(水)

 

年始は1/5(木)より通常診療いたします。

ご不便をおかけし申し訳ありませんが、ご理解とご協力のほどよろしくお願いいたします。

 

 

こんにちは。

もものマークのクリニック 院長てしまですニコニコ

 

私にとっては一石二鳥どころか三鳥のホルモン補充療法。

 

 

 

 

 

さて、デメリットとしては何がある?と考えてみました。

 

やはり、治療に要する金額は、デメリットと言えないこともないかなと。

 

ホルモン補充療法は保険適応の治療で、 医師の診察も処方されるお薬も、自己の負担は軽くなります。

 

私の場合、経過が順調で、現在は3ヶ月に一度の受診でOKになりました。

医療費3割負担で、1回の婦人科受診料が580円。

お薬代が調剤薬局で3ヶ月分7890円。

(580+7890)÷3=約2823円/月。

 

1ヶ月3000円弱の出費です。

しかし、けして高い出費では無いように思います。

 

正直、効くんだか効かないんだかサッパリわからんサプリだのアンチエイジング化粧品だの使うよりは、ずっとお得なのではないかと真顔

 

 

自分の加齢によるホルモン不足を保険でなんとかしてもらって有難いけど申し訳ない真顔

という気持ちも地味にないでは無いのですが、

 

骨粗鬆症で骨折れたり動脈硬化で血管詰まったりしたら、もっと大きな医療費がかかるはずなので

未来の医療費削減に貢献していると思うことにしています泣き笑い

 

 

また、これは私の仕事とも関わりがあることになりますが、ホルモン補充療法の薬を使っている患者さんには

肝斑の内服治療薬であるトランサミン(トラネキサム酸)を使いづらい

というデメリットは、あります。

 

肝斑とトランサミンの関係についてはこちらの過去記事をどうぞ指差し

 

 

 

 

 

トランサミンは止血剤として使われることもある薬で、血栓(血の塊)がある場合、溶けるのを遅らせる作用があります。ホルモン補充療法の薬を使用すると、血栓症(血が固まって血管がつまる病気)のリスクがやや高まるといわれているため、てしまクリニックでも、併用は避けています。

 

私は、自分がホルモン補充療法を始めた影響もあり、シミ治療をご希望で受診された女性には最近

「婦人科で処方されているお薬はありませんか」

と確認することが増えました。

 

シミ治療を希望する年齢層とホルモン剤を処方される年齢層は、ちょうどかぶっていますからね。

 

ただ、上の過去記事にも書いたように、ホルモン剤による血栓症のリスクは低く、肥満や喫煙、血栓症の既往などが無い場合はあまり気にする必要がないとの考えかたもあり「気をつけつつ併用するのはOK」とし、処方している医師もいるようです。

 

患者さん自身が、医師の説明を十分に理解した上での併用なら問題無いのですが、肝斑の内服治療を実践中のかたで「あれ?キョロキョロと思うことがあれば、担当医に確認することをオススメします。

 

とりあえず、現時点で私が思い浮かべるデメリットはこれくらい。

あまり参考にならなかったらすみません泣き笑い

 

さて、次はいよいよ連載記事の最終回です♪