●スタッフの人員不足のため、次の日程において受付人数の上限を設定させていただきます。
10/20(木) 午後
10/25(火) 午後
上記の日程では、受付人数が上限に達した場合、時間内であっても受付を終了いたします。
ご不便をおかけし申し訳ありませんが、ご理解とご協力のほどよろしくお願いいたします。
こんにちは。
もものマークのクリニック 院長てしまです
今年の4月に父が急逝し、今ではだれも住んでいないマンションの一室。
自宅から近いので、時々足を運んでは片付けを少しずつ進めています。
最近、父の書斎の戸棚から、こんなものを見つけました。
山と渓谷社刊行の「野草ハンドブック」と「野外ハンドブック」全16冊。
その存在すら忘れていたのに、見たら一気に色々な思い出が蘇りました。
この本は、おそらくアウトドアに携帯しやすいよう、まさに『ハンドブック』として制作された本なのだと思います。
サイズは新書判。
そのため、小さい子供でも手に持ってページをめくりやすく、私と、2歳年下の弟は、字の読めない頃から絵本感覚で繰り返し眺めていました。
子供時代の私が特に心ひかれたのが「野外ハンドブック きのこ」に出てくる「タマゴタケ」。
卵にしか見えないきのこの写真を見て
「こんな面白いきのこがあるなんて!」
とワクワクしたことをよく覚えています。
遠方に住む弟にもLINEで画像をシェアしたら、懐かしがっていました。
どちらかというと断捨離が得意な私は、思い切りよくあれこれポイポイ捨ててしまえる性格ではありますが
本、特に思い入れのあるものとなるとそうもいかず
しかし私も弟も、引き取りたくとも住まいの収納はそれなりに厳しい状況
そんな時、こんな支援活動を知る機会がありました。
様々な事情で住まい探しに困難を抱えている女性を、住まいを通して支える
NPO法人LivEQuality HUB(リブクオリティ ハブ)さんが実施しているキャンペーンです。
支援の対象者には小さいお子さんを持つお母さんも多いと聞いたので
「ひょっとしたら、図鑑好きなお子さんに喜んでもらえるかも!」
と考えました。
ページには、本の提供については記載が無かったので、事前にNPO法人のスタッフのかたにメッセージを送り、書籍の受け入れがOKか、確認を取りました。
「絵本や本が好きな子ども達も多く、本を図書館のように借りてくれています。
子ども達が喜ぶと思いますので、宜しくお願い致します!」
と、ウェルカムのお返事を頂戴し、俄然張り切った私。
そういえば、クリニックには以前待合室に置いていたものの、コロナ禍の感染対策で引き揚げてしまった絵本がたくさんあります。それも一緒に送ろう、と思いつきました。
また、亡くなった父はものを書くのが好きな人で、PCも使ってはいましたが、手書きの場合は三菱の鉛筆を愛用していました。
書斎の引き出しには、箱に入ったまま手つかずの鉛筆が『売るほどある』状態。
小学生くらいのお子さんであれば、きっとまだまだ鉛筆ニーズがあるに違いない、と、これも同梱することにいたしました。
その他、付箋やクリップなどの事務用品、新品未使用のマーカー、自宅に余っていた賞味期限に余裕のあるお菓子やお茶など
「これは役に立つかな?これは喜んでもらえるかな?」
と考えながら、ダンボールにあれこれ詰める作業は、私にとっても楽しい時間でした。
おすそわけ品の到着を、担当スタッフのかたが丁寧なメールとともにご連絡くださるとともに
事前にやり取りさせていただいたかたからは、一人のお子さんが大興奮で「野外ハンドブック 昆虫」をめくる様子のレポがありました。
添付されていた写真の小さな手を見ていたら、なんだか涙が出てきました。
かつて幼い自分を楽しませてくれた本が、素晴らしい行先を見つけたことが、嬉しくて、幸せで。
本を取っておいてくれた父にも、感謝の気持ちでいっぱいになりました。
NPO法人LivEQuality HUB(リブクオリティ ハブ)さんの活動は、多岐に渡ります。
支援の方法も様々にあるようなので、ぜひ、ホームページもご覧になってみてください!
ちなみに
ダンボールには、ポケットワセリンも同梱してみました。
季節柄、乾燥しやすい今日この頃。
お肌を優しく守ってくれますように...
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