バレエの足指トラブルについて我思ふ② | 文京区小石川 もものマークのクリニック 院長ブログ

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文京区春日駅最寄りの形成外科・皮膚科のクリニック。
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■てしまクリニック 6月休診予定

【院長休診、診療予定変更のご案内】

●保険診療休診日

6/21(火) 午後

6/28(火) 午後

上記日程で、都合により午後の保険診療をお休みいたします。

ご迷惑をおかけし申し訳ありませんが、ご理解とご協力のほどよろしくお願いいたします。

 

■てしまクリニック 7月休診予定

【院長休診、診療予定変更のご案内】

●院長休診日

7/15(金)   午前

手島院長は休診し、非常勤医師(形成外科医)が診療いたします。


●保険診療休診日

7/5(火) 午後

上記日程で、都合により午後の保険診療をお休みいたします。

ご迷惑をおかけし申し訳ありませんが、ご理解とご協力のほどよろしくお願いいたします。

 


こんにちは。

もものマークのクリニック 院長てしまですニコニコ

 

以前から、バレエを志す若いお嬢さんがたが、足の痛みで受診するのを見るたび

 

コレはなんとか予防できんものか...ちょっと不満

 

と考えていたバレエ素人形成外科医。

前回記事参照右矢印

 

そんな私の相談に乗ってくださったのが、大学時代の同級生の娘さんのバレエ教室の先生(めっちゃ関係遠...笑い泣き

定永 綾先生@仙台

 

定永先生のバレエ教室はこちらですルンルン下矢印

 

 

私が定永先生との対話を通じて知りたかったのは次のような点でした。

  1. バレエ教室において「足指トラブルが生じにくいポージングやケア」など予防を意識した指導はされないのか。
  2. 生徒が足指の痛みを感じた時は、バレエの先生や先輩などに気軽に相談できるものなのか。
  3. 定永先生の「解剖学を取り入れた指導」は、バレエ教室としてはやはり珍しいのか。珍しいのであれば、なぜそうしたアプローチをしようと思われたのか。

まず1.について尋ねたかった理由。

それは、現状バレエ業界において「足指トラブルが起きるのは当たり前」とされているのか、そうでないのかという疑問からでした。当然ですが、痛い足を抱えて最高のパフォーマンスをするのは不可能でしょう。だとしたら「そうならないため」の指導がなされないのは不思議だと感じていました。

 

次に、2.について。

受診するバレリーナの卵さんたちは、一様に「練習が忙しくなったとき」に症状が悪化し「耐えられなくなって」クリニックに駆け込むかたが大半です。でも、いきなりそんな状態になるはずはありません。「ものすごく痛い」の手前には「ちょっと痛い」状態が必ずあったはずです。「ちょっと痛い」ときに、バレエに詳しい身近なひとに相談して、悪化を未然に防ぐ方法も素人考えではありそうに思うけれど、そこんとこどうなんでしょう?というのが長年の疑問でした。

 

そして特に気になっていたのがポイント3.

8年前、バレリーナさんたちにお話を伺った際

「正しい姿勢で体を引き上げるように指導される」

と聞いて、ふんふんなるほど、とその時は分かったつもりになりましたが、後から考えてみると

でもそれって、結構感覚的でアバウトな響きよね

と感じました。

そもそも「正しい」ってなんなの?「引き上げる」ってどういう状態??

 

なんといっても聴き手の私がバレエ素人ですから、話しをする側が分かりやすさを優先し、ざっくりとした説明にとどめた可能性も全く否定できません。

しかし、バレエを習う子供たちとて、皆最初は当然素人です。彼ら彼女らは、果たしてその説明で「正しい」姿勢を取れるようになるのかしら?と。

 

だから、友人から「解剖学に紐づけて教えてくれる珍しいバレエの先生がいる。」と聞いたとき

きっとその先生は、従来の教え方では足りないと感じたのでは

と、直感したのでした。

 

そして、私の直感は的中。

ご自身がバレエダンサーであり、かつ子供たちを指導する立場でいらっしゃる定永先生から伺うお話は大変興味深く、かつ私にとっては大いに診療の参考となる内容でした。

 

続きますニコニコ

 

 

 

 

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