【過去記事再掲】STOP!スポーク損傷!! | 文京区小石川 もものマークのクリニック 院長ブログ

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文京区春日駅最寄りの形成外科・皮膚科のクリニック。
湿潤治療、シンプルスキンケアのこと、もっと皆さんに知ってほしい♪

 

 

こんにちは。

 

もものマークのクリニック 院長てしまですニコニコ

 

 

大型連休が今週末に近づいてまいりました。

 

気候も良くなるこの時期、小さなお子さんを連れて

パパやママの実家に帰省するご家族も

さぞかし多いことと存じます。

 

そんなご家族に、ぜひとも知っておいてほしいこと。

大事なお子さんの、かわいい足を守るために。

 

 

昨年の今ごろ書いた記事です。

ご一読ください。

 

下矢印下矢印過去記事ここから(修正あり)下矢印下矢印

 

息子や娘家族の帰省前、

 

田舎のおじいちゃんやおばあちゃんは

 

かわいい孫の顔を見る貴重なチャーーーーンス音譜

 

と張り切ってお迎えすることでしょう。

 

 

都会に比べると

公共の交通手段はそれほど発達していないことの多い田舎町。

 

 

「ちょっとそこまで」

という外出で自家用車を使うことも少なくないけれど

 

やはり便利なのが自転車

 

 

ただ、この時に

 

必ず確認していただきたいことがあるのです。

 

 

それは

 

その自転車の後部座席

 

こどもを乗せる用の準備

してありますか???

 

 

 

私の住む地域では

交通網が発達しているぶん

自家用車を持つ人は少なくて

 

自転車が生活の足という人が多数です。

 

小さいお子さんのいるご家庭では

前乗せの下矢印こんな自転車か

 

 

 

少し大きくなってからは後部の荷台に

下矢印こんな補助席を実装していることがほとんど。

 

 

 

 

 

ところが

 

 

普段、こどもと一緒に暮らしていないご実家では

自転車はあっても

上矢印のような装備がされていないことも多いのではないでしょうか。

 

 

そこで起こりがちな事故が

 

後部座席に乗ったお子さんが

かかとを後輪に巻き込まれる

スポーク損傷

 

 

ここ数年

てしまクリニックを受診するスポーク損傷のお子さんに

自宅で受傷した方はいらっしゃいません。

 

私の覚えている範囲で

100%が

おじいちゃんやおばあちゃんのおうちでの受傷

です。

 

 

スポーク損傷は

アキレス腱上やくるぶしといった

血行が不良な部位のキズであり

 

かつ回転する車輪のスポークで

ズダダダダダダダ

と繰り返し殴打されている傷であるため

受傷部位の皮膚のダメージが強いのが特長です。

 

つまり

 

とっても治りが悪い(泣)

 

 

これはもう、受傷しないに越したことはありません。

 

GW中

子連れで実家への帰省を予定されている親御さん

お孫さんを迎える予定のあるおじいちゃん、おばあちゃん

 

お子さんを自転車の後ろに乗せる予定があるならば

それなりのご用意があるかどうか

 

なにとぞなにとぞご確認のほどを。

 

 

まだ間に合いますから!!!

 

上矢印上矢印過去記事ここまで上矢印上矢印

 

いつも、自宅の自転車の後部座席に乗っているお子さんは

しっかりとしたチャイルドシートに慣れていて

 

「後輪は危ないもの」

 

という認識自体、無い可能性があります。

 

知らなければ、気を付けることも、守ることもできません。

 

自転車の後ろに乗ると、こんな危ないこともあるんだよ

 

ということを、親御さんから教えておくのも大事です。

 

気を付けていても、思いもよらないケガをするのが子供ってものです。

 

だからこそ、防げるケガは、しっかり防いで

 

楽しい連休をお過ごしくださいね。

 

 

町医者形成外科医からのお願いでした。