NHK『ガッテン!』を観てのまとめ♪ | 文京区小石川 もものマークのクリニック 院長ブログ

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文京区春日駅最寄りの形成外科・皮膚科のクリニック。
湿潤治療、シンプルスキンケアのこと、もっと皆さんに知ってほしい♪


こんにちは。

もものマークのクリニック 院長てしまですニコニコ


4/3の初回放送を見逃したNHK『ガッテン!』
今、ツラいあなたに!保存版 新発想の花粉症対策SP】


録画予約した今日の再放送を、ようやく見ることができました爆笑


番組内で実験に協力していたのは、お仕事でドライバーをしていらっしゃる花粉症の方々。

バツレッドメガネが曇ると困るからマスクはしづらい
バツレッド内服薬は眠くなることがあるので服用しづらい

といった理由で、一般的な花粉症対策がなかなかできないのが皆さんの悩みとのこと。たしかに、それは困りそう。


で、そんな協力者の皆さんが受けた実験が

締め切られた部屋で花粉を浴び
鼻水の量と
くしゃみの回数と
鼻粘膜の浮腫の程度(これは医師が診察)を確認する

というもの。

これを
鼻の穴の中にワセリンを塗るという対策
しなかった場合した場合とで
比較するわけです。


で、番組で調べた結果では
ワセリン塗っただけで

↓鼻水の量、10分の1以下に減少



↓くしゃみの回数、4割減



↓鼻粘膜の浮腫が出た人、無し



いい数字が出てますねー。

とは言え、実験というには母集団が小さいのと
ワセリンの効果の持続時間までは調べていないのとで

ワセリンさえあれば大丈夫!!

という単純な話でないのは明らかですし
番組でもそこまでの大風呂敷は広げていません。

あくまでも、+アルファの対策として

お手軽かつ安全かつ安価なワセリンがオススメです、という内容でした。

まさに私が前から言っている
カネも手間も大したことないのに結構効果的
ってヤツです(笑)


また、ワセリンになぜこのような効果があるのか?
についても触れていて

①花粉をトラップして侵入を防ぎ

②花粉のカプセルが粘膜の水分に触れて破裂するのを妨げる

というふたつの役割があることを
顕微鏡写真などをもとに説明していました。

花粉のカプセルがプチっと割れて中身が出る動画、見ているだけで鼻がムズムズした…(笑)



あ、ちなみに番組に出演していた耳鼻科の先生は、
「皮膚が脂に負けやすい『脂漏性皮膚炎』(しろうせいひふえん)の方は、肌が荒れるかもしれないのでワセリンヌリヌリを控えた方がいいでしょう」
というコメントをされていましたが

私の印象としては、鼻の外に垂れてこない程度に少なめのワセリンを、綿棒で鼻の穴の出口付近よりも少しだけ奥の方に優しく乗せるのであれば、肌荒れのリスクは減ると思います。


花粉症大国イギリスの医師のひとこと

「どの家でもワセリンは洗面所の棚に置いてあるよ」

いいですねーーー!!!!爆笑爆笑爆笑爆笑


イギリスに負けないくらい花粉症が国民病な日本でも
ワセリンを洗面所の棚に常備するのが吉!だと思うぞ!!


で、持ち歩きにはこちらをウインク下矢印




鼻水で流れたワセリンを、外出先でも塗り直すのがオススメです音譜