共感はジャンルを越えて | 文京区小石川 もものマークのクリニック 院長ブログ

文京区小石川 もものマークのクリニック 院長ブログ

文京区春日駅最寄りの形成外科・皮膚科のクリニック。
湿潤治療、シンプルスキンケアのこと、もっと皆さんに知ってほしい♪


こんにちは。

もものマークのクリニック 院長てしまですもも


インターネットの力で繋がった不思議なご縁

って、今の時代皆さんそれぞれにお持ちかもしれません。

私にもそんな方々が何人かいらっしゃいまして

とくに 愛知県瀬戸のあたりに集中的に(笑)


この方もそのおひとり

アトリエ・トレのオーナー 井口敦子さん
井口さんのブログはこちら矢印
ATELIER_TRE-アトリエ・トレ- ★デザイナーズで服のリメイク&販売



ファッション&オシャレ系の偏差値万年赤点女子の私ですが(爆)

井口さんの紹介されるアイテムは好みのモノが多くて


いいなーいいなー
と思いながらいつも眺めています。

引っ越しのときに
「もう衣類は極力増やすまい!!」


と心に誓ったので、実買には踏み込まないことがほとんどですが

これは思わず買っちまったぜ......矢印

{9C0C7208-8A4D-49B5-A8E4-B6CEB7AB68BE:01}

ギャザーマフラー
ふわふわであったかい

身に付けただけで、オシャレ度がupする......気がする。


そんなファッションの達人井口さんのブログがまた

切れ味バツグンで、ビシッと一本筋が通っていて

偏差値低い私はたまに「あ痛!」と切られながらも愛読しております。
(本当は切る方が好きですが。ってそれ違)

で、こちらの記事矢印
おしゃれじゃなくても死なない

タイトルが秀逸だわー

内容は勿論ファッションのことですが

私はなぜか自分の専門分野である傷の治療にリンクして
共感すること多々でした。

井口さんのブログタイトルの真似をすると

生きていれば傷は治る

って感じかなと。


うちのクリニックでは、傷の治療に『湿潤治療』という方法を採っておりまして

心から素晴らしい治療法だと信じています


ネットでの情報普及に追い風を受けて

多くの方がこの「消毒しない、乾かさない」方法に関心を持ってくださったり

いざケガをした時に検索して来院してくださったりしています。


すると中には

「学校でケガをしたら消毒されちゃって」
とか

「前の病院で毎日消毒とガーゼで処置されていて」

などなど

『こんな方法で治療されちゃってごめんなさい的に
非常に申し訳なさそうにしている患者さんがいらっしゃいます。

『こんなことされたら傷跡が大変なことになってしまうんじゃない
と悲観されている方もいらっしゃいます。

しかし、たいていの場合私の返答は

「1回2回の消毒じゃ何も変わりゃせん。
身体はそんなにヤワじゃないから安心せい。」

です(実際はもうちょっと女子な言葉遣いですが


済んだ治療を悔やむよりも

ケガしてしまった自分の身体を治すために

誰よりご本人に

大事な身体を応援してほしい。

そして、傷が治るというそのこと自体に心から感謝して

「すごいぞ自分!」


と思ってほしい。


身体が持っている「傷を治す力」

湿潤治療は、それを最大限に応援しているだけだから。


そんな、いつもいつも抱いている想いが

井口さんのブログを読んで溢れて来たんですよねー。不思議(笑)


ついでに言うと、この時代になってまで

傷にびたっとくっついたガーゼをべりっと剥がして

ビシャビシャと消毒し

患者さんが「ギャー」と叫ぶことになんの疑問も持たない

旧石器時代の医者に対しては



超辛辣ですけどね、わたし。

専門家には「責任」ちゅうモノがあるので

そこは譲れないのだ



想像するに、井口さんも

一般人の迷えるファッションオンチには優しくとも

その道の人に対しては恐ろしく辛口だと思う。

たぶん。
会ったことないけど。