親子だからこそ② | 文京区小石川 もものマークのクリニック 院長ブログ

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文京区春日駅最寄りの形成外科・皮膚科のクリニック。
湿潤治療、シンプルスキンケアのこと、もっと皆さんに知ってほしい♪


前記事の続きです。

さて、実母に開業の意志を非難されキレた私。


簡単に決めたわけじゃ、ないから。
……少なくとも、こども達のことを全く考えてないわけ、ないからむかっ


地を這うような声でそれだけは母に伝え
実家を後にしました。


帰り道、悔しくて悔しくて、家に帰ってから泣きました。


考え無しってなんじゃそれ!
考えに考えて決めたんだっつーの!!
ちょっとは自分の育てた娘を信じろや!!!むかっ



しかし、今となっては母の気持ちも分かる。

娘がどれだけ用意周到に(笑)計画を進めているかなんて、母に分かるわけない。
心配するのが当たり前。

ただ、当時の私はそんなこと気付くわけもなく、沸いた頭で


もー絶交だ!!!メラメラ

くらい思っていました。コドモかあせる

結局は親に甘えていたのですね。
ここまでの経緯をわざわざ説明しなくても
親なんだから私のこと信用して応援してくれるに違いないと。

なのになのに!!キィィ!!!

って(苦笑)

いや、今となっては(苦笑)でも、当時は本当に怒り狂っていましたさ。

実母の方も、負けじと怒っていたようで、実父経由で私の説得してきたり←ちなみに逆効果(爆)

そんな、気分的には親子断絶だった実母と私の助け舟になってくれたのは

夫の母でした。

さんざん私から愚痴を聞かされていた夫経由で事情は知った義母。

ある時私に言いました。


玲子ちゃん、愛されてるよね。
私みたいに「やっちゃえやっちゃえ!」って、背中を押すのも母の愛。
あっちのママみたいに、心配するのも母の愛。
いろんなカタチの愛にたくさん包まれているんだから、幸せだよね!

だから、きっと大丈夫!!


……これは、沁みたえーん


一方で義母は実母にも、電話してくれていて


あのね、玲子ちゃん、ホント上手にこども達を育ててるのよ!
(親の帰宅までの主たるベビーシッターは夫の両親。頭上がらん…
2人ともお母さんのこと大好きだし。
仕事しながらあれだけ出来るなんて、さすがYママ(実母)の育てた娘ね!スゴイ!!



この言葉で、実母の心にも雪解けが。
心配な気持ちをとうとうと義母に語り、それをひとつひとつ「大丈夫!大丈夫!」と太鼓判押され、不安も解消したらしく

それ以降、開業に異を唱えることはありませんでした。


もちろん時々「負の心配オーラ」を発散させながら様子を伺ってくることはありましたが

私も義母の言葉以降、
これは母が自分の不安を解消したくて聞いているのであって
私の行動を否定しようとしているわけではない、らしい
と思えるようになったので、面倒臭がらずに

準備ってやっぱり大変!だけど楽しい!!

と明るく愚痴(ライト系)交じりに話すように心がけました。


その後、無事2012年に開業。

幸い患者さんも順調に増え、経営不安に陥ることはなくここまで来られています。

途中、実母が体調を崩した時にも、クリニックから至近ゆえ、ちょいちょい手伝いにも行きやすく重宝がられました。


そんな私を見てしばしば

「あなた本当に開業して良かったわね~音譜

という実母。




たぶん


当時言ったこと忘れているんじゃないかと(爆笑)


私は粘着気質なので、しっかり覚えておりますが(そしてコッソリ根にもっていますがにひひ


とりあえず四方丸く収まっているので

ま、いっかニコニコ



親はなんだかんだ言っていても
子が自分の人生を生きて
元気で楽しそうにしている姿を見たら
案外「これも、アリなのね」と思っちゃう生き物なのかも。

そしてあーだこーだ言ったことを忘れて
無邪気に喜んじゃうのかも


それは、子にとってはイラッとポイントだろうけど(笑)

そんなものさとオトナになるのも、また成長なのだろうね。

そしていつか私も

息子相手に同じようなことやらかすんだろうなあσ^_^;


「おかーさん見て見て!」と無邪気な現在。どんな風に難しいお年頃を迎えるのか楽しみでもある。
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