はじめてのきっぷ | 文京区小石川 もものマークのクリニック 院長ブログ

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文京区春日駅最寄りの形成外科・皮膚科のクリニック。
湿潤治療、シンプルスキンケアのこと、もっと皆さんに知ってほしい♪

昨日は4月1日水曜日。クリニックは休診日。


来週就学を控えた次男坊の準備に必要なものを

追加で買い揃えに上野へ。


当の本人も連れておでかけ。

行きはバスだったけれど、帰りは何となく地下鉄



駅まで行ってふと気づく母さん

「そうだ!今日からこども料金が必要じゃないか!」
(←行きのバスでは忘れてた。ごめんなさい都営交通。)

それなら次男用のPASMOを買わねば......と駅員さんに聞いたら

「生年月日を証明できる書類が必要です」
とのこと。


そういやそうだった

2年前長男のを作った時にも言われたはずなんだけどなー。
すっかり忘れてたよ^-^;


仕方がないので、きっぷ購入。

ハイこれ、きみのだから。落とさないでね。



その瞬間次男の顔色が一変

きっぷを持った手が完全に硬直しておる。


「....かーしゃん、これどうする????」


どうするってアンタ汗


とりあえず落とさないようにポッケに入れておけば?

と言ったら

きっぷを入れたポケットの口を両手で押さえておる。

「だって落ちちゃうから」


いや、落ちないから

しかもそんな抜き足差し足じゃなくていいから



亀のように歩みののろくなった息子を引きずるように歩きながら

自分の中では35年前の気持ちが急によみがえってきた。



自分が、6歳の4月に初めて自分用の地下鉄のきっぷを買ってもらった時のこと。

あの、誇らしくて嬉しい気持ち。

そして、これを落としたらどうしよう、という不安。




たぶん私も、しわくちゃになるくらいきっぷを握りしめていたはず。


ずうっと閉まりっぱなしだった思い出の引き出しが開く瞬間

子育ての醍醐味ってこのあたりにもある気がするな、ホント


PASMOを買えていたら、この引き出しは閉じたままだったわけで

なんかちょっと得した気分にゃ


記念すべき初きっぷ
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力のこもった指先が、いいねかお