近頃皮膚科に流行るもの | 文京区小石川 もものマークのクリニック 院長ブログ

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文京区春日駅最寄りの形成外科・皮膚科のクリニック。
湿潤治療、シンプルスキンケアのこと、もっと皆さんに知ってほしい♪

このところ、わがクリニックを受診される患者さんで

「これ、多くないか?」

という実感があるのが

帯状疱疹(たいじょうほうしん)
矢印水疱瘡ウイルスが再活性化して生じる帯状の発疹。かなり痛いことが多い。

そして

炎症性粉瘤(えんしょうせいふんりゅう)
矢印ざっくり説明すると「腫れたおでき」。こちらもかなり痛いことが多い。

どちらも、ご本人の免疫力が低下したときに発生しやすい疾患です。

年末年始で忙しくしてしまい、休むよりも疲れてしまった方が増えるのでしょうか?

帯状疱疹の場合は病態の説明と、薬の処方、必要なら軟膏処置で終了。
範囲が広いと、なかなか手間と時間がかかります。


炎症性粉瘤の場合はさらに大変。
皮膚を切開して溜まった膿を出すなどの外科的な処置が必要となることも多く、一人の患者さんにかかる診察時間がどうしても長くなりがちです。
詳しい処置についてはこちらの過去記事をどうぞ
矢印腫れたおできの処置今昔~昔編~
矢印腫れたおできの処置今昔~今編~


お待たせしてしまう他の患者さんには申し訳ないなと思います。

ただ

意外と切開が必要な状態でも「切ってくれない町医者」は、実は結構多くて

私のような「必要とあらば迷わず切る町医者」を頼って受診してくれる患者さんのことを思うと

どうしてもテキトーにごまかすわけにはいかないのです。



『おできが腫れる』って、実はそれほど珍しいことではありません。

そして、腫れてしまうとご本人は非常にツライ

『明日はわが身』と思って、ご理解とご協力をいただければ幸いですぺこり