《症例写真》とんがりコーンな巻き爪~70代女性~その① | 文京区小石川 もものマークのクリニック 院長ブログ

文京区小石川 もものマークのクリニック 院長ブログ

文京区春日駅最寄りの形成外科・皮膚科のクリニック。
湿潤治療、シンプルスキンケアのこと、もっと皆さんに知ってほしい♪

爪が横方向に巻いた状態を

巻き爪

と呼びます。

今回の患者さんは、かなり重度の巻き爪変形。

矢印最初がこの状態(2012年10月)


ハッキリ言って

とんがりコーン

ここまで巻いていても、意外と痛みって無いものなのですが

何らかの拍子に炎症を起こしてしまうと非常に大変です

この患者さんも爪に周囲に感染を生じて痛くて痛くてたまらず

うちのクリニックを受診した次第。

とりあえず抗生剤の内服や食い込んだ爪の部分的な切除で炎症を抑えたのち、ワイヤーで巻き爪を矯正することにいたしました。

最初に選択したのは

マチワイヤ法


爪の先に開けた穴に超弾性ワイヤーを通し、ワイヤーがまっすぐになろうとする力を利用して爪を矯正する方法です。

矢印マチワイヤ初回、ワイヤ入れたての写真がこちら(2012年11月)


矢印マチワイヤ矯正開始後1か月(2012年12月)

201212


矢印マチワイヤ矯正開始後2か月半(2013年1月)

201301


最初から比べると、爪もだいぶ平たくなってきたし、
寒い時期で毛糸の靴下にワイヤが引っかかってしまって困る、という患者さんのお悩みもあり、いったんここでマチワイヤ中止しました。



矢印マチワイヤ抜去後1か月(2013年2月)

201302


再度爪が巻いてきて、痛くはないけれど違和感出現。
やはりちょっと早かったか......

仕方ない!作戦変更!!
続きは明日