美容診療について~「キレイ」が目的だからこそ | 文京区小石川 もものマークのクリニック 院長ブログ

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文京区春日駅最寄りの形成外科・皮膚科のクリニック。
湿潤治療、シンプルスキンケアのこと、もっと皆さんに知ってほしい♪

美容診療について書くぞと言いつつ全然進まない私。

だって難しいんだもん

とか、ぶりっこ(死語)な言い訳している場合じゃないね。うん。

でも難しいのは本当

そもそも美容診療の目的であるところの

「キレイになる」

っていうのが、すでに難しい。

「いや!私はこのシミやほくろを取りたいのであって、
別に今より美人になりたいとかそんな大それたことを考えてるわけではなくて!!」


と、シャイな患者さんは即座に反論されるかもしれませんが

「シミやほくろのある自分」よりも
「シミやほくろのない自分」の方が
見た目的に好ましいと思うから取りたい
のですよね。

それならやはり目的は

「キレイになりたい。今より。」

で、間違いないし、
恥ずかしがる必要もないと思う。
それは自然な欲求ですから。

でも

そもそも「キレイ」って、何なんでしょう。
何をもって判断するんでしょう。

キレイかどうかは、誰が決めるんでしょう。

自分?
他人?


少なくとも美容診療の場においては

「患者さん本人がどう思っているか」

がキーポイントになります。

そして、患者さんが今のご自身に持っている不満な点を切り分けて、
治療への道筋を立てるのが美容診療における医者の役割。
(カウンセリングは医者不在、というケースも多いと聞きますが

ただし医者も人間。

医者の間で「キレイ」の基準が
完全に一致しているはずもない。


だから、美容診療を受けるときには

まず

あなた自身と
あなたの目の前にいる医者で
美の基準が大きくかけ離れていないか


簡単に言えば

相性が良さそうか

じっくり見極めるのが大切です。

・・・・・・と言っても難しいわなー、これ

ちなみに私の場合
この「キレイ」の基準があまり厳しくありません。たぶん。
(←見ようによってはすごいカミングアウト発言

次回の「美容診療について~」シリーズでは
私自身のスタンスについて、ざっくり説明したいなと。

コスモスの、綺麗なのにどこか雑草っぽくて
しなやかで強そうなところが好きです