デング熱 | 文京区小石川 もものマークのクリニック 院長ブログ

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文京区春日駅最寄りの形成外科・皮膚科のクリニック。
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東京で大騒ぎしているデング熱のこと。

今朝、親の知人で長く公立の公衆衛生研究所で勤めている女性がうちのクリニックを受診しました。

デング熱の一件で多忙である、という話を親から聞いていたので

「大変みたいですね」

と何の気なしに話を振ったのですが

「ああ~、あれね。別のお医者さんにも質問されました」

と若干苦笑モード。そりゃ失礼しましたあせる

「そもそも、何でまた渡航歴の無い人に、わざわざデング熱の検査をしようと思ったんだと不思議で。だって、あまり特徴的な症状がある訳でも無いんでしょう?多い病気でも無いわけだし。」

でも実際のところ、渡航者の発症事例は毎年50人くらいいるんですよ。
それに、この前ブラジルでワールドカップあったじゃないですか。あの時あっちでデング熱大流行してたの。
で、まあブラジルに限らず、海外でデング熱貰って来た人が発症前に都内をふらついていたとして、蚊に一度も刺されない、なんて考えにくいでしょ。
だから、代々木に限らずデング熱を持っている蚊なんて、都内のあちこちにいてもおかしくないですよね。」

ナルホド~!勉強になるわ。
医者だけど専門外のこととなるとからっきしですから(^^;

となると、代々木公園周辺だけ封鎖しても意味なさそうだなあ。

直観的にも意味ないよな~とは思っていたけど。

まあ、栄養状態も衛生状態もいい人なら、感染したところで重症化するのは珍しいそうなので、普通に虫刺され対策して普通に過ごしとけば良いのでしょうね。

↓開業時に発注したオリジナルチロルチョコ。おととい冷蔵庫から発掘(笑)
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