擦り傷を作るためには、まず転ばねばならず、大人になると転ぶということ自体が、かなりレア。
あなたが最近転んだのは、いつですか？
私は、3年前、ド派手に転びました。
忘れもしない冬の朝。電動自転車の後部座席に当時4歳の長男を乗せ、保育園に向かっていざ出発！とばかりに通りに漕ぎ出したとたん、横から若いお兄さんの自転車が！！
焦ってハンドルをきったところでバランスを崩し横倒しになりました。
幸い息子は怪我もなく、驚いて最初はワンワン号泣していたものの、すぐに泣き止みました。
が、お母ちゃんは全然無事では無かった。
倒れた時に地面にぶつけたのは主に左膝。子を乗せた電動自転車の重みと自らの体重を一手に引き受けたダメージはかなりのものです。
ズボンの膝部分は見事に破れ、さらに明らかに出血もしている、結構だくだくと。しまった。やっちまった感満載。
家を出てホントすぐのところでの出来事だったので、そのまますごすごと家に戻りました。
出発したと思った妻が、膝から流血しながらトンボ帰りしたら、そりゃ夫も驚くってもんです。当然ですが泡食ってました。
しかし、仕事に遅れちゃいかんということしか頭に無い私は、夫への説明ほぼゼロ。
破れたズボンを急いで脱ぎ、流血中の膝をシャワーで流し、手持ちの軟膏を塗った傷にプラスモイストを当て、さらに上からグッと圧迫するように包帯を巻き、代わりのズボンに履き替えて、
「じゃ、行ってくるから」
と、長男を連れて出発しました。この間およそ5分くらい。だったと思う。
保育園へ長男を送った後、急いで小岩の職場へ移動。当時ここのクリニックで週一勤務していました。
到着して最初にしたのは、自分の処置。落ち着いてよく見ると、かなり深めの擦り傷でした。
それでも幸い砂利は混入していなかったので、麻酔をかけてブラッシング～、なんてハードな処置は不要。
出勤したときと同じような方法で保護して