お母さんのための湿潤治療講座〜ぱっくり切れた!編① | 文京区小石川 もものマークのクリニック 院長ブログ

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文京区春日駅最寄りの形成外科・皮膚科のクリニック。
湿潤治療、シンプルスキンケアのこと、もっと皆さんに知ってほしい♪

新年の抱負でぶち上げた通り、本年は
「症例写真週一更新」
を目標にしております。
ちなみに「症例写真」というのは、患者さんの症状を記録した写真のことです。
「症例」という言い方は、医者の間では共通語として他意なく使われる言葉なのですが、ブログのように一般の方も見る場に使用すると、何となく浮いた感じがしますね。
ひとりの患者さん本人ではなく症状だけを見ているような、冷たい響き。
学会や論文のように客観性を求められる場には向いていますが、大多数の平和なる一般の方々に対して発するには適していない言葉だなあと思います。
日常の診療では出来るだけこの類いの「医者語」を使わないよう注意しているつもりなのですが、身に染み付いた習慣から抜け出すのはなかなか難しい。
たぶんまだ(おそらく非常にしばしば汗)使ってしまっているのだろうなあ…。反省

で、前置きが長くなりましたが、写真の話。
ここでまた悩むのが、ブログのように一般の方も見る場にどの程度まで血なまぐさい写真を掲載して良いものか、ということ。

これは本当に難しい。
なんたって自分は形成外科歴10年超のけっしてカタギとは言えない人間。
私の目から見て「全然オッケー音譜」と思っても、穏やかな日常を送っていらっしゃる一般の人々には完全にアウトな写真である可能性大ドクロ

でも、もしそんな善良なる方だって、ご本人や大切なご家族が思わぬ怪我をしたら、突然「こちら側」に踏み込まざるを得なくなるかもしれない。
そういう時に、私の発信する情報が何らかの役に立つかもしれない。

そんなことを考えて、アウトかもしれない写真も、時には掲載していく所存です。
どうかご理解のほどお願い申し上げます。

さてさて、前置きのそのまた続きでこんなに長くなっちまいましたあせる
長くなっちゃったので、患者さんの写真を載せるのは次回ってことで!

……ってオイ!!むかっ
と即座に突っ込まれそうなので、今回は患者さんの「その後」の写真のみ掲載。
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3歳の男の子。(誰か私に目のモザイク処理するアプリを教えてくれませんか?いくら何でもキラキラはどうかと…ガーン
上まぶたにうっすら見える白い線が傷跡です。
この子が最初はどんな怪我だったのか…?
ヒントはタイトル。答えは次回。
ではまたパー