朝の連続ドラマシリーズ『ようちゃんぺ』 | 【公式】オツカレ!(手もみ)各務原市60分2,000円リラクゼーションマッサージ店|もみほぐし

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朝の連続ドラマシリーズ『ようちゃんぺ』

 

【ようちゃんぺ】

 

 

陽ちゃん

 

責任感の無い父親がウチを飛び出して、筋トレと昼寝を繰り返しているうちに、もう高校3年生なんだね。

 

今も、暇な店で昼寝をしていたら、夢を見た。

 


 

小さな陽ちゃんを、俺が自分の膝の上に乗せて、録画カメラに向かって喋っている。

 

 

「こんにちは! きょうは、陽ちゃんのお誕生日で〜す! 家族で一緒に、こんな景色の良いところへ遊びに来ました!」

 

(作り上げられた、上辺の幸福な様子だな)って、夢の中で、その動画を再生する俺自身が思っている。

 

 

ふと、俺の膝の上の小さな陽ちゃんの顔を見ると、相変わらずの、幼少期の男の子のような顔で、照れくさいような、父親の“幸せ芝居”がウザいような顔をしていると思ったら、

 

急に顔をくしゃくしゃにして、涙をポロポロポロポロとこぼしはじめた。

 

カメラにまっすぐ向いて喋り続ける俺は、それに気付いていない。

 

そして、いま、それを再生する10数年後の、夢の中の俺が、その陽ちゃんを正面からみている。

 

そんな夢。

 

 

その夢の中で、俺はこう思ってる。

 

(陽ちゃん・・・。いつもひどいオヤジだからなつかないけれど、それでも、どこかでは優しさが欲しかったのかな・・・。ごめんよ・・・)

 

すべて、夢の中の話なんだけどね。

 


 

そう言えば、現実世界で、“門前の小僧習わぬ経を読む”を地でいっていた陽ちゃんに、俺がマッサージを懇願すると、一度だって嫌だとは言うことも無く、

 

実に上手に的確に、背中や腰や脚をふみふみしてくれたけど、いつも、「もういいよ。ありがとう」って言っても、

 

それを2、3回言うまで延長してやってくれていた。憎きオヤジなのに・・・。

 

俺がハグをしよって言った時も、俺が離れようとすると、陽ちゃんの、俺の背中に巻いた腕が、ガチっとロックされて、離さなかった。

 

俺としては、(陽ちゃん、すみませんね〜、こんなオヤジですけど、数秒間我慢してハグしてね)なんて思ってるから、

 

えっ!? って思って、(あっ、じゃあ・・・)って再び外しかけた腕に力を込めていた。

 

ずっと優しく、仲良く、愛し、愛される父親だったら良かったのだけれど、

 

それは、反省して、こんなにも時を経た今の俺にも、

仮に再スタートの機会が得られてもおこなえない。(特にママがいる環境下ではね(笑))

 

 

 


 


 


 

ここまでは前書き。何を書こうと思っていたかと言うと、

 

陽ちゃんも、気づけば高校3年生なんだね。まだ4日前に知ったけど。

 

 

 

俺は高校3年生になったことが無いから知らないけれど、多分、多くの女性を見ていると、ここからは驚くほど人生が加速されて、一気に進む。

 

だって、今までの保育所▶︎小中高は、この国家に役立ち反逆しない従順協調性&能力形成のための、ずっと同じような一本道だったでしょう?

 

いま、日々を必死に生き抜いて、何がどうなって行くのか誰にもわからない部分も多いのだろうけど、

 

取り敢えず体裁や、資金提供者のためも有って大学には進む。

 

特にやりたい事も無かったり、ころころ変わるのだけれど専攻を選ぶ。

 

必死に資格取得や、周りの期待の重さに押されてMBAなど各種の修士・博士課程の取得なども考えながら就職先を探し続ける。

 

俺は、一度も試験勉強をしたことがないし、重圧も皆無だからシンナー吸って昼寝してたら23歳になっていたけど、

 

そうして陽ちゃんは、息つく間もなく就職先が決まる。

 

と、そうこうするうちに神が仕掛けた子孫繁栄の魔術によって、彼氏の欲望と自身の管理不足から、絶妙なタイミングで妊娠する。

 

そして学校や就職も忘れて子育てを開始して、今まで必死におこなって来た記憶術の試練が何だったのだろう・・・と、チョコ🍫をかじって一服する。

 

 

「私って、本当は何がしたいんだったっけ・・・。本当の本当には何が一番したいんだっけ!?」

 

 ふと、過去を振り返る。

 

 

 

 

 

 

《陽ちゃん回想》はは、何かあの頃は、まだ人生って山のように多くの悲喜交々な事態が待ち受けていて、延々と戦い、時には煩悶するのだと思っていた・・・。

 

ああ・・・、あそこで、生きる目的や目標を的確に見据えて、計画性を持って進んでいたら、大学院に進んだり、海外遊学を繰り返し、官僚、スーパーキャリアウーマンになって世界を飛び回る人生の選択肢もあったはずだ。

 

そうなっていたら、今も熾烈な日々だったかもな・・・。と、その前に燃え尽きていたかもだけど(笑)

 

旅行や、あの趣味、この趣味をもっと色々楽しんでも良かったなあ〜

 

まっ、それも贅沢な悩みか! 昔の人は15、6で結婚して、10人以上の子どもを産んで、死ぬまで子育て家事に明け暮れていたんだもんなあ。

 

あ! そう言えば、役立たずオヤジが家出をしてから、ママは本当に日々カリカリイライラしながら必死になっていたよなあ〜。

 

ふっ。今の私じゃん!

 

人生って、こうやって、ちょっと迷い悩んでるウチに、本人に断りもなく、どんどんどんどん進んでいくんだね〜《陽ちゃん回想終わり》

 

 

 

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《小太郎祝辞》

 

宗教、心理学、哲学、成功哲学、そのほか数えきれないほどの、愚かな人間が煩悶しながら生き抜くための手法はあるけれど、

 

時には彼氏や配偶者に影響されたりもするけれど、どうぞ、陽ちゃんが、大変な中でも、暖かく優しい気持ちを失わずに、

 

自分と、周りの人々に接することができますように。

 

いつも、自分の好きなことが何なのか、それに素直で正直に生きていけますように。

 

結婚式には呼ばないでください。祝辞以上。

 

 

小太郎

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【お父さんはムエタイ中】https://ameblo.jp/momiccotaro/entry-12624112774.html