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〈叱る依存〉がとまらない 単行本 2022/2/4
村中直人 (著)
(恐らく日頃感情的に怒る・叱るをおこなわない人には、さっぱり当たり前か、意味がわからない内容だと思われます)
読みやすく、分かりやすい本です。この本の中にも書いてありますが、「(感情的に)怒るのはダメでも、(冷静に)叱るのは良いのでは?」と言う疑問を持つかたが多いようです。
怒ってるか叱ってるかの違いは、伝える側の感覚と聞く側の感覚が合致しなければ、どっちもどっちなのでしょうが、
著者がまず訴えかけることは、「叱る」と言う行為には、必ずそこに、「人を変えたい」「変わって当然」「自身の判断が正解」と言う発想があり、「他者を変えようとする(攻撃的)手段」であること、
上下関係(上の権力)が在り、叱る側のみが一方的に、何を叱るかを決定する権限を有し、いずれにせよ聞き手には「ネガティブな感情が生まれる」と言うことです。
確かに、どの様な叱り方であっても、自身の言動を否定されてネガティブな感情に満たされた後、ポジティブ(積極的)に急変して改善策が頭に浮かび、行動を起こせるとは考えにくいのです。
「〜ハラスメント」など、倫理的・道徳的に良くないから、と言う理由よりも、上記のように、明らかに効果的ではないから、と言う理由で叱ることを勧めていません。
叱る側には、叱る以上、必ず相手に「変化(改善)」しろ、と言うコントロールを企む意図があります。
これもまた、言われた本人が「自発的・能動的」に、対策していく気持ちの阻害につながるため、ますますやる気を失ってしまいます。
そうなれば、恐怖政治同様に、叱られる(怒られる)のが嫌だから、ネガティブにどんより落ち込んだ気持ちからでも、仕方なく、(要望が正しいかどうかは別として)相手の性格を踏まえて、次は叱られない為のパターンを覚えて行動するテクニックは身につくでしょうが、
そこには、(例えば)顧客、両親、上司、先輩などへの配慮や思いやりなどの気持ちは薄れていくばかりだと思われます。
(最近読んだ刑務所に収監(収容)される受刑者の反省より逃れるテクニックに聡くなる傾向にそっくり)岡本茂樹さんは、2015年に56歳の若さでお亡くなりになられました。
つまり叱る側は、改善は当然のことだとした上で、さらに「こちらの意図や親切、労苦に配慮せよ」と言う押し付けがあるのに、
叱られた側は、意気消沈、恨み、怒りや悲しみ、自己否定感、無力感、恐怖などに満たされ、永遠に叱る側の要望が真に満たされることはないのです。
詳しくは、著作でご確認ください。