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かいマムと申します指差し

 

 

3人兄妹と共働きアラフォー夫婦のドタバタ珍道中を書いております。

 

 

2023年登場人物紹介はこちらからどうぞびっくりマーク

 

 

アメンバーはコメントを交わして仲良くなった方を承認させてもらっています。ご容赦ください。まずは気軽にコメントをどうぞ〜にっこり

 

 

 

 

 

阪神淡路大震災についての記事になります。

現在の能登半島の状況とリンクし、ご不快に思われる方もいらっしゃるかもしれませんので、もし、お嫌だと少しでも思われたらここでそっとお閉じください。

 

 

 

続きです。

 

 

 

 

 

一通りぐるっと近所の独居老人の方の安否確認に回った母が帰ってきて、これはとんでもないことが起きてる。

 

 

 

 

避難所に一旦、落ちついたほうがいい、と言い出しました。

 

 

 

 

民生委員なので、母は自分たちの居住住所ではどこが避難所か分かっていましたが、(近所の市立幼稚園)、すぐ近くの文化センターの方へ行こう。あそこは自家発電設備がある!と言いました。こういう時の実母すごいです。

 

 

 

 

実は距離的にも文化センターの方がすぐだったのですよね。

 

 

 

 

 

しかし、関西地域には長い長い日本の歴史のダークサイドがいまだに息づいていおりまして。

同和地区というやつです。

文化センターはその地区のものだったのです。

それゆえ他の避難所に比べものすごい高規格の設備があることを母は知っていました。

非常事態や!!近くの方にきたで済む話や!!!

 

 

 

 

と、多少揉めていると、助けてください!!!と突然声をかけられました。

 

 

 

 

あっちで人が下敷きになってるんです。

 

 

 

 

助けてください、と。

 

 

 

すぐにみんなで駆けつけました。

 

 

 

グシャグシャになった家、地べたに這いつくばって目を凝らすと、崩れた梁の隙間から腕が見えました。

 

 

「おーい、おーい、返事はできますか!!!!」

 

 

 

「はーい....」

 

(ものすごい痛くて苦しかったと思うのですが、こういう時に人ってこういう風に返事してしまうんですね。)

 

 

 

 

しかし、どう見ても人間の力でどけられる量の瓦礫ではないのです。

どうする!?とにかく救助を必要な人がいることを知らせないと!!!

と言っていると、消防団の人たちが通り掛かりました。

 

 

「ここに!!!!ここに人が埋まってるんです!!!」

 

 

 

しかし、消防団の人たちは苦虫を噛み潰したような顔で、

 

 

 

申し訳ない、これは人力ではどうにもならない。重機がないと無理だ。今陸上自衛隊に救助要請をしている。ここのことも伝えるが、今我々は人力で救命できる人を救助している状態だ。

 

 

 

理解してほしい。どうか声をかけ続けてあげてほしい。

 

 

 

と、去っていかれました。

 

 

 

 

今思えば、自分たちの家族も被災してる中で、すぐに任務につかれていることがすごいのですが、救助の訓練を受けた人に、現状諦めろ、と言われたことがその時はものすごいショックでした。

 

 

 

しかも、当人は聞こえていたと思います。

 

 

 

 

町中がそんな状態だったのです。

 

 

 

小さい子供も老人もいたので、これ以上戦力にならない人たちを外で待機させておくより避難所へ移ろうと、母たちは決め、瓦礫の下敷きになってる人に戻ってくるからね!!!

 

 

 

 

 

がんばるんやで!!!!と声をかけ、我々は文化センターの方の避難所に移動しました。

 

 

 

 

 

入り口で住所を聞かれ、ここじゃないという悶着はあったのですが、すぐ近くだから来てしまった、ちっちゃい子もお年寄りもいる、非常事態だ、と母が常駐されていた職員を説き伏せました。流石のコミュ強。

 

 

 

 

 

 

地震発生からかなり時間が経っていたように思うのですが、驚いたことに避難所にはまだあまり人が集まっていませんでした。母の読み通り、自家発電設備が稼働していて、全館暖房がものすごく暖かったです。

 

 

 

 

 

次から次へと起きる事態に寒さを感じる暇もなかったのですが、暖かい空間にくると、冷えていた、と感じました。まだ誰もいない体育室(体育館よりひとまわり小さい感じ)に、体操用のマットを勝手に出して場所を作りました。

 

 

 

 

しばらくすると、次から次へと避難してきた人が集まってきましたので、マンションの人たちと、なんとなくくっついて一区画を形成しました。

 

 

 

 

父と母はまた出て行ってしまいました。

 

 

 

マムちゃん、姉ちゃんよろしく!と言い残して。

 

 

 

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