(・w・) まぁ、数量信仰ともいいます。
(=w=) 11月の貿易統計を見てみましょうか。
貿易統計が改善、赤字35%減・輸出9.6%増 10月
:日本経済新聞 http://s.nikkei.com/1xraABt
(・w・) これを称して円安で輸出が増えないーとか
数量が減ってるーと騒ぐ層がいます。
http://ameblo.jp/takaakimitsuhashi/entry-11965139487.html
(・w・) こことかね。
(=w=;) 金額ベースに関して言えば円安で伸びてる訳
です。で、数量ベースでは確かに微減ではありますが、
現政権になって2年を越えようとしており、円安水準も
この間、続いています。
(=w=;) この種の円安になっても輸出数量がーって
方々は工場や生産現場がすぐに戻ってくるという頭が
あるからなのでしょうか?
(。Д。) ある程度の期間、その為替水準が続かないと輸出系
企業も生産現場を戻したり有休状態の工場の再稼働に踏み
切ったりするのは難しいものです。
(・w・) で、2年経過したことで次のような動きが出てます。
UPDATE 1-ホンダ、海外生産の一部を国内に回帰検討 地域補完強化で
| マネーニュース | 最新経済ニュース | Reuters http://jp.reuters.com/article/marketsNews/idJPL4N0SN52F20141028
(引用)
これまで生産の現地化を進めてきたホンダの日本国内からの輸出比率は
数%に低下しているが、再び10─20%に高める考えだ。
(引用ここまで)
日産:生産「国内回帰」来年度は100万台超…
ゴーン社長 - 毎日新聞
http://mainichi.jp/select/news/20141220k0000m020067000c.html
製造業、国内回帰徐々に-円安で輸出採算性改善
http://j-net21.smrj.go.jp/watch/news_tyus/entry/20141121-11.html
再送-インタビュー-円安で国内生産比率50%へ、ドル/円は120円に近づく
=キヤノン 会長 | マネーニュース | 産業・企業 | Reuters http://jp.reuters.com/article/companyNews/idJPL3N0KJ35W20140109
(。Д。) 変に思想を絡めて語るからおかしな話になるだけで
別に企業としては国内で生産することが利益を生むならそうする
だけのお話です。
(・w・) 特に現状では原油価格の急落に伴い、円安による燃料費
の上昇に歯止めがかかり、逆に下落していく傾向に。
原発再稼働で交付金増…政府、配分法見直しへ
: 経済 : 読売新聞(YOMIURI ONLINE)
http://www.yomiuri.co.jp/economy/20141221-OYT1T50112.html?from=tw
(・w・) 加えて最後の障壁だった原発の再稼働が来年以降
に進んでいくことでエネルギーコストも低下していきます。
この状況であれば、なんとか原油価格が再び上昇する前に
燃料輸入削減は行えそうな展開です。
(・w・) 無い袖は触れません。
輸出企業系は内需不振が続く今年でも最高益を更新して
いるところが多く、その部分からの賃上げ消費増が波及して
行く展開は期待できそうです。
上場企業、最高益に迫る 今期経常3%増 外需で稼ぐ 車など、
円安で上振れも :日本経済新聞 http://s.nikkei.com/117zVDL
(・w・) よく内需と外需を対立項目のように語る方がいますが、
1国の経済システムの中ではそれぞれリンクしている話でも
あります。
(=w=;) 内需系企業が一切、外需系企業と関連しない訳
でもないですしね。海外で稼いだ金を国内に還流する仕組みを
強化せよって話なら兎も角。
(・w・) 話は逸れましたが、輸出企業が円安傾向の長期化に
伴い、国内へ製造現場を戻す動きは今後加速していくでしょう。
それはある程度の雇用増加と、人手不足による賃金上昇圧力を
生みます。
(=w=;) この結果、ゆっくりインフレ率以上に賃金上昇
が起き現在は減っている実質賃金まで上がっていく見込み
が立ちます。
(・w・) 日銀もインフレ誘導で量的緩和政策を継続している
以上、金融緩和解除しているアメリカとの金融政策の違いから
円安傾向はしばらく継続します。
(=w=;) 後は、政府の大企業に対する賃上げ要請がどれだけ
通るのか?原油相場急落に伴う世界経済の不安定化って懸念
材料がどの程度反映されてくるか?
(・w・) 不確定要素はあれど、円安傾向の継続による製造
現場の国内回帰、そしてそれによる輸出企業の収益改善と
いう方向性は正しいものです。
これが製造現場の回帰による製造業の雇用増加、人手不足に
よる賃金上昇圧力、マイルドインフレ誘導による物価上昇圧力を
受けて今以上に名目賃金が上がり、やがて実質賃金も上昇を
始める。
この好循環による賃金上昇による消費の回復、実感なき景気
回復ではなく『実感のある景気回復』につなげていけるかが、
来年の目標というところでしょう。
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円安傾向の定着により輸出企業の国内回帰は来年以降、
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