スパイダーマン:ホームカミング
2017年アメリカ
原題:SPIDER-MAN:HOMECOMING
監督:ジョン・ワッツ
脚本:ジョナサン・ゴールドスタイン、ジョン・フランシス・デイリー、ジョン・ワッツ、クリストファー・フォード、クリス・マッケナ、エリック・ソマーズ
原作:スタン・リー、スティーヴ・ディッコ
音楽:マイケル・ジアッチーノ
撮影:サルヴァトーレ・トティーノ
製作:ケヴィン・ファイギ、エイミー・パスカル
出演:トム・ホランド、マイケル・キートン、ジョン・ファヴロー、ゼンデイヤ、マリサ・トメイ、ロバート・ダウニー・Jr、ローラ・ハリアー、ジェイコブ・バタロン、トニー・レヴォロリほか
配給:ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント
米国:2017年7月7日
日本:2017年8月11日
技術:カラー
時間:133分
鑑賞:Disney+

スパイダーマン:ホームカミング公開年の国内興行成績
1位 美女と野獣
2位 スター・ウォーズ 最後のジェダイ
3位 怪盗グルーのミニオン大脱走
4位 名探偵コナン から紅の恋歌(ラブレター)
5位 パイレーツ・オブ・カリビアン 最後の海賊
6位 モアナと伝説の海
7位 SING シング
8位 映画ドラえもん のび太の南極カチコチ大冒険
9位 ラ・ラ・ランド
10位 ワイルド・スピード ICE BREAK
※スパイダーマン:ホームカミングは17位。

スパイダーマン:ホームカミング公開年の世界興行成績
1位 スター・ウォーズ 最後のジェダイ
2位 美女と野獣
3位 ワイルド・スピード ICE BREAK
4位 怪盗グルーのミニオン大脱走
5位 スパイダーマン ホームカミング
6位 ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー
7位 マイティ・ソー バトルロイヤル
8位 ワンダーウーマン
9位 パイレーツ・オブ・カリビアン 最後の海賊
10位 IT イット それが見えたら、終わり。

見どころ
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『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』などのトム・ホランドを主演に迎えたヒーローアクション。血気盛んなスパイダーマンが、突然出現した怪物に戦いを挑む姿を活写する。アイアンマンとして数々のマーベル作品に出演してきたロバート・ダウニー・Jrや、『バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)』などのマイケル・キートンらが共演。新人ヒーローの成長ぶりに目を見張る。
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あらすじ
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15歳の高校生ピーター・パーカー(トム・ホランド)は、まるで部活動のようなテンションでスパイダーマンとして活動していた。まだ若い彼の才能に気付いたアイアンマンことトニー・スターク(ロバート・ダウニー・Jr)は、ピーターを真のヒーローとして育てようとする。スタークに新しいスーツを新調してもらったピーターは、意気揚々と街へ乗り出し……。
(シネマトゥデイより)
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要素
アクション  :★★★★★
アドベンチャー:★★★★★
SF     :★★★★★
コメディ   :★★★★★
ホラー    :★★★☆☆
クライム   :★★★☆☆
ファンタジー :★★★★★
バイオレンス :☆☆☆☆☆
ロマンス   :★★★★★
メッセージ  :★★★★★
学園コメディ :★★★★★★★★★★

インプレッション
物語:★★★★☆
配役:★★★★☆
演出:★★★★★
映像:★★★★★
音楽:★★★★★
現実:★☆☆☆☆
劇場:★★★★★

映画鑑賞ノートのストックが溜まりすぎたのでしばらくお休みしていたマーベル感想を。

今回はMCU初のスパイダーマンの単独作品です。

(最近スパイダー・バースを見たばかりなので久々感は薄れてますけど^ ^)

MCUは作品ごとにジャンルを変えて来るんですけど、今回はなんと学園コメディ^ ^

トム・ホランド版のスパイダーマンは3度目の映画化にしておそらく1番スパイダーマンのイメージにフィットしていると言っても良いと思います。

MCUの登場人物は大抵の場合、ひょんなことから力を手に入れつつも、ひとたびチカラを手に入れると割と肯定的にその能力を受け入れます。

そういう意味ではピーターはまさにMCUの申し子ともいえる存在で、手に入れた能力を役立てたくてウズウズする姿がなんとも印象的です。

しかし、すでに経験豊富な大御所達が地球の平和を守っているために、なかなか活躍の場が見つからないんですよね^ ^

そこで、小さな善を積み重ねながら下積みを積んでいきます。

でも、敵を倒すことよりも身近な困り事に寄り添う姿こそ、実はMCUに限らずヒーロー映画に決定的に足りないものでした。

『スパイダーマン・ホーム・カミング』という作品の放つ魅力は実はそんな日頃の人助けのシーンにあると思ってます。

そんなピーターですが、いよいよ結構大きめな「悪」を、見つけちゃいます。

ヒーローならば悪がいないのが理想なのに、未熟なピーターは逆に嬉しくて張り切っちゃうのがなんとも可愛い(笑)

しかも、この敵は例によって元はと言えばトニー・スタークがトラブルの元凶(笑)

しかし、せっかく見つけた大きめの悪は、よりによって好きな女の子の父親というピーターのモチベーションを折りかねない存在なんですよね。

ここで、スパイダーマンの敵に共通する特徴である「怖い大人」が発動します。

高校生の男子にとって、好きな女の子の父親はサノス以上の強敵(笑)

『アメイジング・スパイダーマン』でも彼女の父親が恐怖の対象でしたが、今回は敵!

で、よくよく見てみるとバトルではピーターはバルチャーに勝ってはいないんです。

それも含めて新しい。

敵であるバルチャーも単なる狂気で犯行を重ねるのではなく、人生を賭けた苦悩の選択をせざるを得なかった事情など、単純な勧善懲悪なストーリーにしなかったのが大好きで、MCUシリーズの中でお気に入りの上位に位置する作品です。

主な初登場人物
エイドリアン・トゥームス(バルチャー)
ミシェル・ジョーンズ(MJ)
ネッド・リーズ
リズ・トゥームス
ユージーン・“フラッシュ”・トンプソン
エイブラハム・ブラウン
シンディ・ムーン
ベティ・ブラント
ジェイソン・イオネッロ
アン・マリー・ホーグ

再登場
ピーター・パーカー(スパイダーマン)
トニー・スターク(アイアンマン)
ロジャー・ハリントン
メイ・パーカー
ハロルド・“ハッピー”・ホーガン
ヴァージニア・“ペッパー”・ポッツ
スティーブ・ロジャース(キャプテン・アメリカ)

オマケ映像
その1
バルチャーが刑務所でスパイダーマンの正体を尋ねられる。

その2
キャプテン・アメリカの教育ビデオの撮影風景。

予告編


前作:ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:リミックス


次作:マイティ・ソー バトルロイヤル