正直「すずめの戸締まり」の感想があんなだったので、これでは新海作品の作風も何もオタクとして嗜んだとは言えないので良い機会なので過去作を見始めました。
「すずめの戸締まり」の感想はこちら。
自分で言うのもなんですが萌えの感想ひとつもないのでご了承ください。
「天気の子」
最推しのバーチャルライバーさんがメンバーシップ限定コンテンツで同時視聴企画やっていたんで見ました。
ストレートに感想言うと、私には刺さらなかった。
ライバーさんのトークが楽しかったから途中まで楽しく見ているつもりでいたけど、よくよく考えると「あれ、私これどっち楽しんでるんだ…?」みたいな気持ちに。
登場人物達の感情とか行動とか、どうにも共感できなかった。
「え、何で!?」が多かったと思う。
でもヒロイン戻って来た!世界の天気も元通り!というご都合主義では無くて良かった。
君がいれば世界はどうなってもいい系、すごいいいと思う。
結局みんな、まぁ一般的で言えば人生に傷が付いたみたいな感じになってしまったけど、数年後の世界ではなんやかんやなんとかやっている。
私はよく「人生でその瞬間の正解を選択などできない。その選択が正しかったのだと後の人生で証明するしかない」と自分に言い聞かせているのだけど、そういうことなのかな。
「君の名は。」
めっちゃおもしろかった。最後30分息止めて見てた。いや、本当には止めてないけど。死ぬわ。
そういう勢いで、という意味で。
何故入れ替わったのか、そしてそれが後に二人のどのような作用をもたらすのか、命は救われたけど、でも記憶を失ってしまった二人は再会できるのか…っていう、もう終盤のハラハラドキドキ感、展開のテンポの良さがすごく良かった。
さすがにこれは三葉達は助かるだろう!とは思っていたのだけど、本当に一切何も覚えていないのにはびっくりした。
それでも二人は成長して、大人になって、擦れ違って、気付いて、問いかける。
「君の名は」と。どうしてタイトルに「。」が付いているのかずっと謎だったんだけど、これラストシーンの事だったのか~~~と気付いた瞬間、ああ、これが「エモい」ってやつか…と思いました。
それは良かったんだけど、瀧と三葉はいつ恋に落ちたの!?と謎だった。
「天気の子」もそうだったんだけど、主人公二人がいつ恋に落ちたのかよく分からん。
よく分からんけど奥寺先輩がめっちゃいいのはすごい分かる。
私は奥寺先輩のことちょっとどころかすごい好きだった。そして失恋した。
結婚したのか…俺以外の奴と…←初めてこの呟きしました。
三作品しか見てないけれど、新海作品で感じるものは「出会い、別離、喪失、再会」のカタルシス。
だいたい出会いはコメディで、悲劇的な別離と喪失があり、そして代償を伴いつつも再会がある。
昔の作品はもっと悲劇的だったらしいけどどんな感じなんだろう。
見れそうな作品は見てみたい。
