「オオカミ少年」にならない事を願う!
去る3月27日の20時頃 岩手県沖を震源とするM6.6の
地震があった。
この数分後、携帯電話が今までに聞いた事がない
警告音を発した。これは緊急地震速報とは全く異なるが
警戒心を惹きつける音だった。
この通報はエリアメールによる「津波警報・注意報・
予報」が発報されたもので内容は「津波警報が発令
しました。沿岸部や川沿いにいる人はただちに高台や
避難ビルなど安全な場所へ避難してください。 津波は
繰り返し襲ってきます。警報が解除されるまで安全な
場所から離れないでください。(神奈川県)」というもので
神奈川県の相模湾、東京湾沿岸部のドコモユーザーに
神奈川県が配信したものらしい。
当時、この地震に伴う津波警報や注意報は発生されて
おらず結果的には誤報だった。36分後に誤報を知らせる
エリアメールが配信されて事無きを得た。
緊急地震速報についても誤報が取り沙汰される事があるが
このような新しいサービスは机上の計算だけではわから
ない実際に運用開始してみて初めて分かる不具合は
絶対的に伴うもの。そしてシステムの修正を繰り返すことで
より良いサービスとなるので誤報を重ねるのは致しかたない
と思う。今回は、「こんなサービスが始まったのだ」が伝わった
事で充分働いたのではないだろうか。ただ、残念だが一般的
には「オオカミ少年」になりがちなのが事実だろう。