EOS R1のボタンセッティングともろもろ | 木馬の四方山ばなし

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趣味の話や日々の出来事を中心に何となく、自己満足のためにつづっていくブログです。

先週末のEOS R1のシェイクダウンの件は既に書いた。もてぎでS耐を撮ってきたわけだ。
今回は土日ともに春の陽気で晴天に恵まれた。


しかし、モタスポ撮影では雨天となることも少なくない。

今回も自分が着るカッパだけではなく、
機材を雨から守るためのレインカバーを念のため用意していった。結果的に出番はなかったが・・・。

従来の一眼レフ機で使っていたキヤノン純正のレインカバーはアイカップ部分で固定する方式だったが、ミラーレス用はホットシュー部で固定する形に代わっている。
おそらくは背面の液晶を観ながら撮影する動画スタイルを考慮しているのだろう。
しかし、スチール写真を撮るオイラとしてはファインダーをビニール越しに覗くことになるので非常に具合が悪い。そこでアイカップをいったん外してそこにかぶせてからアイカップを取り付けて固定できるようにしたことも既報である。

一眼レフ用のレインカバーは使用するレンズのサイズに応じて、S、M、Lの3サイズを持っていた。
ミラーレス用のカバーはなぜかSとLだけの設定だ。
そんなわけで全部で5ヶのレインカバーを持っているのだが、ぱっと見では本体も見分けるのが難しいが、ましてや収納袋に入れてしまうと、袋に印字された文字でしか判別できない。
そこで袋に書き込みをした。(爆)

レフ機用のマウントは、EFマウントという名前なので
EFと書いたのだ。(^_^;

サーキットでの撮影時に天候が崩れるのを予測してカメラマンベストの背面ポケットに雨具やカメラ用のレインカバーをいれて持ち歩くことは多い。その際にうっかり間違ったものを入れてしまうと、いざ、雨が降り出した時にまごつくことになる。
まあ、最悪はどちらのタイプのレインカバーであっても雨から守ることはできるし、撮影することも可能なのだが、使いやすさを考慮してわざわざ購入したのだ。きちんと使い分けをしない手はない。(´ー`)┌フッ

話は変わって、
ダストデリートデータの件。
今回の撮影直前にダストデリートデータを取得しようとしてもなぜかフリーズしてしまってうまくいかなかったということもすでに書いた。
キヤノンのサポートにメールで問い合わせをしたがいまだに回答はない。ヽ(´ー`)ノ ハア
待っているだけではらちが明かないのでもう一度説明を読み直したところ、
レンズのAFスイッチをMFにしろと書いてあった。物は試しとばかりにやってみたところ、フリーズ状態から次のステータスに進み、『準備ができたらシャッターを全押ししてください』と出た。(^-^)v

そこで壁にレンズを向けてシャッターを押してみるが、データを取得できないと怒られてしまった。orz
3回ほどやってダメなので、???とは思ったが、次にきちんと
ファインダーを覗いてシャッターを押したところ、無事にデータを取得できた。(^-^)v
どうやらEVFが接眼しているかどうかを判別しているらしい。(苦笑)

ようするに、
マニュアルフォーカス設定にすることときちんとファインダーを覗くことが大事だったようだ。
まあ、結果オーライだな。(´ー`)┌フッ

キヤノンサービスには無事に解決したとお礼のメールを送っておいたのはおとなとしての礼儀だ。(爆)

さらに先日のインプレッションでおねーさんを撮る時のことを書いたが、
ピンで撮るなら瞳AFはすごい。そして何人も並んでいるおねーさんをまとめて撮る時はAFポイントが真ん中に合うみたいだと書いたが、カメラ仲間から大勢いる中の任意のひとりに意図的にピントを持っていくのはどうしたらいいかという投げかけがあった。

瞳AFはピンで撮影する場合は無敵といってもいいくらいに手前側の瞳にピントがあう。(もちろん、設定で右目、あるいは左目を指定することもできる)
しかし、大勢いるときは誰の瞳に合うかは正直判らない。奥行きのある並び方をしている場合は手前の人にピントが行くようだが横に並んでいる場合は上述のように真ん中の人に行く気がするが、自宅でテレビの映像を相手に試してみたところ、必ずしも真ん中とばかりは言い切れないようだ。


視線入力機能を使って、最初の合焦ポイントを誘導しておいて瞳AFを作動させたらうまくいくかなと思ったが、これも確実とは言い難いようだ。
それならば、視線入力で誘導してから普通にAFを作動させてやればとりあえずそこにピントは行くのであえて瞳AFに切り替えるよりは確率は上がるかもしれない。
この場合、トラッキングを切っておいた方が良さそうだ。
トラッキングが有効だとおねーさんが動いたときに追従してくれるのはいいが、意図しない場所にAFポイントが移動してしまうこともあるようだ。
後述するが、各機能のボタンへの割り当て設定で、
視線入力をオン、トラッキングをオフにしておけば、シャッターの半押しで視線入力ポイントにAFは行くし、AF-ONボタン(黄丸)に瞳AFを設定しているので瞳AFを使いたい場合はそのまま瞳AFを使えばいい。視線入力のオンオフは動画撮影ボタン(赤丸)に設定した。
ピンで撮る時と複数名のおねーさんをまとめて撮る時ではこんな感じで使い分ければ素早く対応できそうだ。(´ー`)┌フッ

それでもAFが迷うときは視線入力もオフにしてやれば、ファインダー内でのAFポイントは固定されるので、従来のレフ機での撮影と同じく、固定したAFポイントが瞳に合うようにフレーミングして撮ればいいだけだ。
ジョイスティックみたいなのを操作すればダイレクトにAFポイントを移動させることもできるのでこんな感じかな。
ファインダーをのぞきながらでも視線入力のオンオフをしやすくするために、上述のように動画撮影ボタンにその機能を割り当ててみたのだ。(^-^)v


ローリングシャッターひずみについても少し書いておこう。
メーカーの発表では
R1の電子シャッターでのローリングシャッターひずみは、1DXmark3のメカシャッターと同等ということになっている。ちなみにローリングシャッターひずみというのはフィルム時代から存在するもので、特にデジタルになったからでもなければ電子シャッターだからというわけでもない。フィルム時代はフォーカルプレーンシャッターひずみと呼んでいた。横走りとか縦走りなんて言葉を聞いたことがある人も多いはずだ。
まあ、それはさておき、デジタルにおいてこれを防ぐにはグローバルシャッター方式のセンサーである必要があるが、現在、採用しているのはソニーのフラッグシップ機くらいだろうか?
ネットの口コミなどではよくローリングシャッターだからキヤノンは駄目だなどとわかったようなことを書く人がいるが、要するに何をどう撮るかしだいだから、使う人が理解したうえで納得していればいいのだと思う。(´ー`)┌フッ

前置きが長くなったが、今回の撮影はデフォルトの電子シャッターですべて撮影した。
もともと電車のように直線で構成された形状とは違って、レーシングマシン(2輪も4輪も)は曲線で構成されているものがほとんどなので撮りたい
メインの被写体ではレフ機時代も含めてひずみが気になったことはない。

ただ、ミラーレス機になってからは世間がしきりに気にするようになったということはレフ機よりも書き込み速度が遅いのかもしれないがひずみレベルが悪化傾向があったということなのだろう。
そんなわけで今回撮った画像をいくつか見直してみると、この画像がローリングシャッターひずみが比較的わかりやすいかもしれない。


マシンそのものは特に違和感はないが、
背景のウォールの色の塗り分け部が斜めになっているのが判るだろう。
シャッター速度は、1/20。

ローリングシャッターひずみの一番大きな因子はシャッター速度のはず。

R7を使っている友人はある程度速いSSなら電子シャッター、スローならメカシャッターで使い分けていると言っていたはずだ。
ま、あくまでも背景なのでオイラとしては何も気にならないレベルだ。(´ー`)┌フッ

今回はスタート前にホンダジェットがデモ飛行をしたがその時のカットがこれ。

SSは1/800。
鉄塔もそれほど斜めにはなっていないので、オイラが撮りたいシチュエーションとしては気にすることはなさそうだ。(´ー`)┌フッ


それに今後、いろいろなものを撮影する中でどうしても気になるときはメカシャッターを使えばいくらかはマシになるはずだ。まあ、おそらく電子シャッターのままでいいと思うが。(笑)

そしてカメラの設定だがたくさんあるボタンにどの機能を割り当てるのが使いやすいかは当分の間は試行錯誤になる。

 

まだ、4輪(ハコ)の撮影だけだが、その中でどういう機能を変更する頻度が高いのかが少しわかってきたので、使い切れないほどの多機能をどのボタンに割り振るかを考えた。

流し撮りの時は基本はTvモード。そしてシャッター速度を頻繁に変えて撮影する。露出補正をしたければサブダイヤルですぐに操作できる。モード変更ボタンも含めてこの辺りはデフォルトのボタン設定のままでいじる必要はない。

モタスポ撮影の時、被写体を追うために機能をオンオフするのは視線入力、トラッキングAFだ。

トラッキングAFをオンにした場合は追従する被写体を、人物、動物、くるまから選択できる。ISOも設定を変えることはある。

土日の撮影の合間にもちょこちょこボタンへの機能の割り当てを工夫していた。そして帰宅後さらにいろいろ考えて現時点では下記の感じで次の撮影に臨もうと思っている。

上述のように視線入力のオンオフは動画撮影ボタン(赤丸)、ISO変更はレフ機にはなかった専用ダイヤルがあるのでそれをデフォルトのまま使う。

追従する被写体の切り替えは操作する頻度がそれほど高くないので青丸部のボタンに割り付けた。M-Fn3というボタンだ。

トラッキングAFのオンオフはボタンへの割り付けも試したが、どうも思うような動作にならず、いまいち機能の使い分けがよくわかっていない。(苦笑)

とりあえず全域トラッキングのオンオフはシャッターのすぐとなりにあるファンクションボタンに設定してみた。

 

また、AFポイントの1点、拡張などの設定とトラッキング機能のオンオフに関しては、視覚的にわかりやすいこともあり、液晶パネルのクイック設定(Qマーク)をタッチしてからAFエリア選択メニューに入って、トラッキングのオンオフを選択することにしている。これは今後もう少し試してみるつもりだが。
ちなみにAFポイントは拡張せず、1点を使っている。そのうえでトラッキングON/OFFを切り替えて使えばいいだろう。1点AFでの撮影はレフ機のころからそうだが、R1はAFの食いつきがすごくいいので拡張する必要性はあまり感じない。


次に
NDフィルターの話だ。
長玉ではドロップインフィルターしか使えないため、ND4とかND8、ND16をその日の天候で使い分けていたが、シャッター速度や明るさが変わった時はISOで調整するか、複数枚のNDフィルターを持ち歩いて付け替えるかの2択だったが、今後は
可変NDフィルタを使えるので、金網越しの撮影なら絞りが開くようにして網を消し、そうでなければ絞り気味のセッティングにして被写界深度を深くするという撮り方もできる。(^-^)v

さらには、撮影後に画像の整理をする場合に便利なように、時々ストレージ内に
新規フォルダをつくって、一つのフォルダに何百枚もの画像が保存されないようにしている。これは従来からやっていることだ。
走行セッションの切り替わりや、走行マシンのカテゴリが変わった時、それ以外でも画像枚数が増えてくるとフォルダをつくる。あくまでも感覚的なものだがひとつのフォルダ内の画像は100枚くらいを目安にしている。あとでセレクトする際にこのくらいの方がハンドリングが軽くていいのだ。
そんな使い方を以前からしていたが新規フォルダの作成機能をボタンに設定できるので上面の(本来は)
液晶のバックライトのボタン(ピンク丸)に割り当てた。これでワンアクションでフォルダをつくれる。(^-^)v


さらにセッティングの話ではないが、やはり話に聞いていた通り、
レフ機に比べるとバッテリーの消耗が早い。今回は大した枚数を撮ったわけではなかったが1本では足りず、2本目のバッテリーに突入していた。(^_^;
レフ機ではかなりの枚数を撮っても1日でバッテリーが空になることはめったになかったが、今回は午後の早い時間には力尽きた。orz
背面液晶にはカメラの各種設定を表示させているだけで、これはレフ機の時と同じだ。やはりEVFの電力消費が多いのだろう。あとはボディ内の手振れ補正や視線入力、トラッキング機能も電気を食っているかもしれない。(^_^;
R1には
LP-E19というバッテリーが必要だ。1Dmark4までのLP-E4、E4NではR1は動かない。
1DXmark2に付属していたのがLP-E19であり、今回のR1のものも同じ。だが2本では心もとないので中華の互換バッテリーを買っておいたが、合計3本でもやはり不安が残る。そこでもう一本買い足した。(^-^)v


とりあえずちゃんと使える。(^^)v
純正の半額くらいなのでまあコスパはいい。

それから今時のミラーレスカメラはニコンも確かそうだが、
レンズを外すと埃除けのシャッターというか蓋が閉まってセンサーにゴミが付きにくくなっていることもあり、現場でのレンズ交換はそれほど躊躇せずにできそうなので、2台持ちはせず、必要ならばレンズだけ2本持ちという感じがいいのかもしれない。(´ー`)┌フッ

やっぱりいろんな機能がレフ機よりも間違いなくすぐれているから、持ち替えての撮影だとレフ機を使うときにストレスを感じそうだと言うこともある。バキッ!!(-_-)=○()゚O゚)アウッ! 

ま、いずれにしても分不相応な高機能なおもちゃを手に入れたので久しぶりに撮影意欲がわいている。
鈴鹿まで足を延ばすのは8耐だけの予定だが、筑波、もてぎを中心にいろいろ撮影して楽しもうと思っている。(^-^)v