おうちシアター:ウインディー | 木馬の四方山ばなし

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この間、カメラ仲間のK田さんがFBで話題にしていた映画だ。
タイトルをみて、んんん?となり、検索してみたら
泉優二の小説を映画化したものだった。

ウインディー
劇場公開日:1984年4月28日


YouTubeで全編が公開されていたので観ることにした。

 

かつて小説は読んだが、映画化されていたのは全く知らなかった。(^_^;

パソコンに55インチのテレビをつないで大画面で観ようと思ったが画質が悪すぎて、ノートPCの画面で見る方がはるかに目に優しかったけど。バキッ!!☆/(x_x)

渡辺裕之が主演だ。
渡辺裕之と言えば、デビュー作が「オン・ザ・ロード」


あとはGARO。

ちなみに泉優二のバイクレース絡みの小説は確か全部読んだはずだ。だが、今は一冊も手元に残っていない。

ケイという日本人ライダー、そしてサムという黒人のメカニックが出てきたのは覚えている。
サムが
グランプリ唯一の黒人メカニックだとよく言っていた気がする。当時の(おそらくは今でも)グランプリ社会完全に白人社会だった中でのこの設定には結構衝撃を受けたものだ。

本題の映画だが、何せ古い映画だし、
昭和感たっぷりの臭さがそこかしこにある。(苦笑)

突っ込みどころ満載ではある。バキッ!!(-_-)=○()゚O゚)アウッ! 

しかし、昔からのバイク好きとしては、随所に懐かしい光景が出てきて思わずクスッとしてしまった。

その1:マイクロロン テフロン系の添加剤である。当時はエンジンオイルに混ぜるとパワーが出るとか耐久性が良くなるとか言われていた。すっごく高かったけど、一度だけ使ったことがある。(爆)

その2:タイミングライト 整備をしているシーンで点火時期をみるのにタイミングライトを使って居た。懐かしー。いまや死語だな。(´ー`)┌フッ

その3:レーシングスーツ 登場人物達が着ているレーシングスーツ、いや、革つなぎと言う方がしっくりくるが、どれもこれもペラペラだ。膝パッドも肘パッドも無いし、当然、背中のコブも無い。ダイネーゼのつなぎが時代を感じさせる。バキッ!!(-_-)=○()゚O゚)アウッ! 

その4:マシン 出てくるマシンは2サイクルがほとんどだ。暖機中のエンジン音やエキゾーストノイズ、そしてスモーク。懐かしい。

その5:スタート方式 レースのスタートが今では無くなってしまった押しがけスタートだ。これまた懐かしい。


映画の感想としては全体にチープな感じのする作品だし、
ケイを白馬の王子様?に見立てた映像はみていて恥ずかしくなった。バキッ!!(-_-)=○()゚O゚)アウッ! 

それでも当時のバイクやその他周辺の状況をしるものとしては結構楽しめた。

残念だったのは当時の社会の空気に迎合したのか、原作通りにサムを黒人として描かなかったこと。時代へのアンチテーゼを盛り込むことをあえて避けて、サム=サマンサという無理やり感のある設定にしてあったことだ。

さらに付け加えるならば、確かウインディー2ではサムがメカニックからライダーになったはずだ。

 

懐かしくなって泉優二の小説が今でも手に入るかしらべて見たが、古本は多少あるようだが、電子書籍にはなっていないようだ。残念。。orz