TPMS・・・その後 | 木馬の四方山ばなし

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少し前に面白がって中華製のTPMSを装着した件は既報である。

中華品質ゆえに、4つのセンサーの精度は正直言ってバラバラだが、イニシャルのずれがどの程度あるのかを知っていれば、変化は読み取れるので特に問題はない。(苦笑)

今は寒い時期なので走行中のタイヤ内部の温度もそれほど上がらないようで、高速走行をしていてもあまり圧力は上がってこない。


気体の圧力は絶対温度に比例する。

タイヤという体積が一定の空間に充填された空気は走行中にタイヤ内部の温度が上がればその分だけ圧力も高くなるのだ。
走行中のタイヤ内部の温度がどのくらい変わるのかはよく知らないが、真夏などは外気温+30℃とも50℃ともいわれている。

まあ、今の季節だと走行中に外側から冷やされるからそこまで内部温度が上がることもないはずだが。(´ー`)┌フッ

仮に0℃で充填したエアが走行中に20℃まで上昇したとすると、そのくらい圧力変化があるのか試算してみよう。
0℃と20℃は絶対温度に換えると273.15Kと293.15Kとなる。すると20℃になった時のタイヤ内圧は、(293.15÷273.15)=1.073 なので、7.3%ほど圧力が上昇することになる。

2.2barだったものが2.36barになる計算だ。

これが世間で言われているように真夏などに内部温度が50℃も上昇したとするとその変化量は2割ちかく高くなる計算だ。

おもちゃのようなTPMSだが、スキー場に行くときに温度変化を見ていると、例えば2.2barだったものが2.4barくらいになったりするので冬とはいえそれなりに内部温度は上昇するようだ。(^_^;


タイヤにつけた圧力センサーには温度測定機能もあるのだが、いかんせん取付位置がバルブ口金の先端なので常に外気にさらされており、内部温度を拾うのは不可能だ。
だが、外気温を拾っているはずという前提で、メーター内に表示される車の温度センサーの表示と見比べると2℃くらいの差はあるようだが、びっくりするほどの違いは無いようだ。(^-^)v

このおもちゃのようなTPMSだが案外きちんと仕事をしているようだ。(爆)
以前も書いたように万が一、鋭利なものを踏んでエア圧が下がれば見ていればわかる。実際に車両がトラブルを起こす前に異変を察知できる。
ちなみにこの中華TPMSだが、生意気にも日本語で警告してくれる。(笑)
設定した圧より低くなった時と高くなった時のどちらも警告してくれるのだ。しかも前後それぞれで閾値を設定できる。おもちゃとしてはなかなか優秀なのだ。(^-^)v