サーキットでのモタスポ撮影の際にアマチュアの前に立ちはだかるのが『金網』である。
それに対抗する手段としてはふたつ。
・絞りをできるだけ開けて被写界深度を浅くすること。
・シャッター速度を遅くして流し撮りをすること。
上記の2手段に加えるならばレンズの焦点距離が長ければ長いほどタフネスは上がる。少なくとも500mmレンズだとほとんど意識せずとも流し撮りであれば金網が気になることはない。
勿論、金網から離れてしまうと消し込むことはかなり難しいが。
かなり工夫をすれば200mmくらいの焦点距離でもある程度は網を消せる。オイラのつたない経験ではシャッター速度よりも絞りを開けるほうが効果が大きい。
そこでNDフィルターの出番となる。
オイラはキヤノンのカメラとレンズを使って居る。オイラのもっているズームレンズのフィルター径はすべてΦ77だ。だからどのレンズにも同じフィルターを使えるので高かったが可変NDフィルタを使い始めたのは数年前だ。
以前はND4、8、そして16を使いわけていたが、可変タイプだと2か3相当から32相当くらいまで可変となるのでかなり便利だ。
だが、長玉ではドロップインのNDフィルタを使うしかなくて今までは予備のフィルターホルダーを用意しておき、Φ77と同様にND2、4、8、16を天候に応じて使い分けてきた。
だが、天候がかわって光量が大きく変わるとなかなか苦労するし、スローシャッターばかりではなくてある程度、止めのカットも撮るためにハイスピードシャッターも使うとなると、ISO感度で調整する以外は無くなる。
ひと昔前のカメラに較べるとISOの実用範囲がもの凄く広くなったので、少し暗めのNDフィルタを入れておき、あとはISOをあげていくという使い方をしていた。
それでも陽射しが予想以上に強くなったり、天気が悪くなってしまった場合は調整しきれなくなる。
絞りが20を超えるような状況になることもしばしばだ。
そんな風にできる範囲で工夫して撮ってきたが、現在検討中のミラーレス機の投入に当たっていいものを見つけた。
可変NDフィルタを装着できるEF-RFマウントアダプタである。
めちゃくちゃ高いのがでっかいマイナスポイントだがオイラの使い方で考えると価値がある。
ミラーレス機はまだ購入していないが、オイラの持っているEFレンズを使えるようにコントロールリング付きのマウントアダプターはすでに購入して手元にある。
上述の様な使い方なのでコントロールリングにISO感度調整を割り当てると使いやすそうだと思っている。v(∩_∩)
だが、Φ77の可変NDフィルタを装着できるレンズではこれでOKだが長玉でNDフィルタを決め打ちで入れて使うときは上述のように天気を予測するか、あるいは濃淡違いのNDフィルタを持ち歩くかのどちらかになる。
そこで上述の可変NDフィルタを装着できるマウントアダプターをつければすべてのEFレンズでNDフィルタ効果を可変で使える。特に長玉を装着するときは効果ありだ。v(∩_∩)
当然、ISO調整はボディ側でやることになる。縦位置で握ったときにはISOボタンが縦位置側にはないのが少し不便だったがよく考えたら、ボディのどこかのボタンにISO機能を割り当ててやれば済むことに今更ながらに思い至った。(爆)
縦横のどちらで構えていてもすぐに違和感なく操作できるという意味ではボディ背面中央のSETボタンに割り当てると違和感はないと思う。
今は何の機能を割り当ててあったかは思い出せないが、思い出せないという事はすなわち積極的に使っていないという事になり、ISOに割り当てても困らないという事だ。(´ー`)┌フッ
そんな流れで設定を確認したら、1DXmark2では既にISOを割り当ててあった。それすら忘れて現場で苦労していたのだった。バキッ!!☆/(x_x)
そんなわけで可変ND付きのマウントアダプターも購入してしまった。(^_^;
あとはミラーレス機を何にするかだな。。。(´ー`)┌フッ
まあ、今シーズンは元々持っているデジタル一眼レフで撮影し、シーズンオフの間にミラーレス機を導入することにしよう。