NEWタイヤ | 木馬の四方山ばなし

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趣味の話や日々の出来事を中心に何となく、自己満足のためにつづっていくブログです。

通勤ちゃりザップでメインバイクとして使っている盆栽キング号のタイヤを交換した話は既報である。

今まではIRCのシクロクロス用タイヤを履かせていた。

SERAC CX EDGEというモデルだ。


これの32cを使っていた。だいたい4barのエア圧で使い始めて2週間くらいたつと3barくらいまで落ちていたが実用上は何ら不具合はなかった。むしろ乗り心地が良くてちょうどいいくらいだった。そこからさらにエア圧が下がるのはかなり時間がかかる感じだったので空気圧管理のインターバルも1~2週間くらいで十分だった。v(∩_∩)

商品ページを見ると325gとあるのでこの手のタイヤとしては軽い部類だろう。実際、TPUチューブとの組み合わせという事もあり、走り出しは軽やかだった。v(∩_∩)

1年と9ヶ月くらい使ったことになるが、
走行距離は不明だ。3千kmあるいはそれ以上は走ったかもしれない。中央部の小さめのノブはほぼ磨滅していて、リアはほぼスリック状態、フロントもスリック一歩手前という感じだった。そのおかげで走りが軽くなったけど。(爆)
もともとあったノブの谷間を縫うように細かいクラックが入っていたがまだまだ使えそうな感じだった。しかし新しいタイヤを履いてみたくて交換したというわけだ。バキッ!!(-_-)=○()゚O゚)アウッ! 

今度のタイヤは
パナレーサーのグラベルキングSS+
サイズは35cだ。


ワンサイズ太くしたこともあり、カタログ上では450gと少し重くなっている。このグラベルキングシリーズも似たようなモデルが幾つかあるが、これはセミスリックのチューブレスコンパーチブル。耐パンク性能も高めてあるというものだ。
今までと同じくTPUチューブでくみ上げた。

組み上げた直後に近所のスーパーまで試走したものの、その後は在宅勤務やオートバイ出勤が続いていたため、ようやくいつもの通勤ちゃりザップで乗りはじめた。
エア圧は3barだ。

気になるほどではないが漕ぎ出しはわずかに重い感じはするが、だからどうだというほどの違いはない。セミスリックパターンのおかげで舗装路での転がり感はスリック化していたIRCのシクロタイヤと同等だ。(笑)
一番の違いはエアボリューム。今回のタイヤは35cと言いつつ、内幅19mmのリムに組んだ状態で
タイヤの最大幅は37mmある。IRCはカタログ通りの32mmだったのに比べるとだいぶ太いことになる。(^_^;
そのおかげでエアボリュームの多さによるクッション性の高さを感じる。エアを3barにしていることと相まって、
路面の段差でも衝撃はほとんど来ない。角の取れたフィーリングだ。それと特筆すべきなのは縦目地段差でもほとんどハンドルを取られないという事だ。これは太さとエア圧の両方が貢献しているとは思うが、路肩を走らざるを得ない街乗りでは安全につながる。v(∩_∩)

あとはせっかくだからチューブレス運用にしてみたいという誘惑が相変わらずある。(苦笑)
お盆休みの間に試しにフロントだけでもチューブレス化して様子をみてみるかな・・・・(´ー`)┌フッ

組み上げてから丸1週間後にエアチェックしてみた。この週はあまり通勤では走らなかったが。
上述のようにエア圧は3barにしてあったのでエアがどの程度下がったかチェックしてみた。まあ、フロントは以前のTPUチューブをそのまま使ったからエアの保持性能は同じで当たり前。リアは新しいTPUチューブなのでその差を確認と言ったところだ。
触った感じではエア圧の変化はあまり感じなかったが実際にフロアポンプをつないで見ると、前後ともにエア圧は2bar台の前半だった。
何とも微妙ではある。(苦笑)
平日の通勤ちゃりザップに備えて、いつも日曜日にはエアの補充をするのだが、翌週も2bar台半ばくらい。。
どうせ毎週末にエアをチェックするので実用上は今のままでも問題は無いが。。

なんだかんだで乗り始めて3週間以上経過したが、漕ぎ出しが少し重い気がしていたのはもはや気にならないというかわからなくなってきた。バキッ!!(-_-)=○()゚O゚)アウッ! 

そして太さ、エアボリューム、低めのエア圧の効果は前述の通りだ。小石を踏んでもタイヤが変形して吸収してくれるのでハンドルが取られることもなく、実に安心かつ快適である。

盆栽キング号のデフォルトタイヤとしては十分合格だ。リピートしてもいい感じ。v(∩_∩)

 

幸いにして雨中走行を経験する機会もあった。
ゲリラ豪雨とか夕立と呼べるレベルの荒天時に走行した。

一度は冠水路。一番深いところではBBが浸かり、ホイールハブくらいまでの深さ。対向車の引き波でハンドルを取られながら、ペダルを踏みこむと足が水の中を通過する感じだった。(爆)

雨はほぼ上がってからの走行だった。

二度めは豪雨。雷雨。雷がドッカンドッカン落ちている中、超豪雨で向かい風が強いので顔が痛い。降り始めだったが自宅に向かって走っているうちに場所によっては冠水が始まっていたので10cm超えの水深ではフロントタイヤがかき分けた雨水が足の甲にじゃぶじゃぶかかる感じだった。(^_^;

二回ともフル装備。カッパは上下とも着用し、シューズ用のレインカバーも装着したが、当然、全身ずぶぬれだ。(苦笑)

もっとも身体は汗なのか沁みてきた雨なのかの判別はつかないが。バキッ!!(-_-)=○()゚O゚)アウッ! 

こんなコンディションの中で走行すると、万が一、こんな日にパンクでもしたら最悪中の最悪だと考えてしまう。そう考えると普通にチューブを入れてクリンチャーとして運用している方が無難だなと思えてくる。(爆)

ところで今回ド派手な雨中走行を2度ほど経験して、以前とは少し変わったことに気づいた。
前のタイヤの時は雨の日の走行だと少し本降りになると
ブレーキディスクやパッドに雨がついて、目に見えて効きが悪くなったし、レバーを握る力を増してもブレーキ鳴りするばかりで効きはなかなか回復しなかった。
早めに引きずり気味にして摺動面の水分を飛ばしてやれば多少はマシだがそれでも制動距離は1.5倍くらいに伸びていた。
しかし、今回のタイヤに交換した後の2回の雨中走行ではそもそも効力が落ちるまでのタフネスが上がっているうえ、ブレーキをかけた後の効力の回復具合が明らかに早くなっているのだ。
前のタイヤ幅は32c、実測でも32mm。今のタイヤは35cで実測では37㎜ある。この5mmの差がタイヤが水を跳ね上げるときに飛び散る方向が外に向かうことでディスクにつく量が減ったのか?
降ってくる雨でぬれることに対してはタイヤ幅の差がそれほど違いを生むとは思えないが・・・??


理由はわからないが今のタイヤの方がより安全な走行ができることには違いがない。さらに付け加えるならば、冠水路では路面に何があるか全く見えない中での走行でもやはり単純にタイヤの太さは安定感につながる。

チューブレス運用をトライするかどうかは別としてもこのサイズのタイヤを今後のスタンダードにすることは決定だな。v(∩_∩)

 

まだ走行距離は数百キロというレベルだが、リアタイヤの中央部のヒゲはだんだん無くなりつつある。(´ー`)┌フッ