自転車用品の場合はQRと書いて、クイックレリーズと読む事が多い。
少し前まではスポーツサイクルのホイールについている車軸はクイックレリーズシャフトと呼ばれるものが主流だった。
付け根にカム形状を持つレバーがあり、レバーアクションだけで軸方向に伸縮するので開放型のフォークエンドにホイールを脱着するのがらくちんという仕組みだ。
QRシャフト単品でもいろんなメーカーが販売しているし、ホイールを買うと大抵おまけでついてきた。(^_^;
オイラもクロスバイクの頃から今乗っているちゃり用も含めて何度かホイールを買ってきた。しかし、そのたびにQRシャフトがおまけでついてくるので、今では6、7セットは使っていないものがパーツ箱で眠っている。(爆)
通勤用の盆栽キング号と銀ぎつね号は悪戯防止と軸力の安定化を図るために、レバーアクションではなくボルトの締め付けで軸力を発生させる『スキュワーシャフト』を使っている。
そのスキュワーシャフトを買い足して交換したものだから、よけい、QRシャフトが余っているという構図だ。(苦笑)
それにグレートパンダ号がまさにそうなのだが、ディスクブレーキモデルは最近のフレームはほとんどがオープンエンドではなくなっている。スルーアクスルというのだが、要するに解放端ではなくなったフォークエンドの片側の穴からシャフトを入れて反対側に切ってある雌ねじにボルトを結合して軸力を出すのだ。
このタイプは車軸周りの剛性が高まることとホイールのセンターがずれないのでディスクブレーキには相性がいいのだ。
ま、そんなわけでパーツ箱の中のQRシャフトだが、少し断捨離をすることにした。(^_^;
ちなみに今オイラは700cホイールは車体につけてあるものを含めて3セット持っている。
・カンパニョーロ・ZONDA・DB
カンパのエントリー~ミディアムクラスのモデル。アルミホイールだが定番モデルと言っていいだろう。クリンチャー専用。ディスクブレーキ仕様だ。ハブのところのアタッチメントを持っているので、QR仕様とスルーアクスル仕様の両方で使える。ベアリングはセラミックボールに換装してある。基本的に予備ホイールとしてクローゼットの中で眠っている。
・カンパニョーロBORA-ONE・DB
カンパのカーボンホイール。高級モデルだ。v(∩_∩)
ディスクブレーキ用。クリンチャーモデルだがリムにスポーク穴がないのでチューブレスとして運用している人もいるようだ。オイラはTPUチューブでの運用だが。上級モデルのBORA-ULTRAと同じグリスレスで使えるセラミックボールベアリングに換装してあるので転がりの軽さは絶品だ。グレートパンダ号につけてある。スルーアクスル専用なのでグレートパンダ号専用だ。
・PRO-LITE
プロライトのアルミホイール。台湾製だ。モデル名は忘れた。盆栽キング号には少し太めのタイヤを履かせたかったのでリムの内幅が19mmのものを探して買った。はじめはフリーハブのラチェットの戻りが悪く漕いでも空走するので何事かと思ったが、ばらしてみたら鳥もちみたいな固いグリスが入っていた。(^_^;
グリスを手持ちのまともなものに交換してからは快調だ。チューブレスレディだがTPUチューブで運用している。このホイールのベアリングは玉押し調整は出来ないがはじめから転がりがいいのでその必要もない。快適だ。このホイールにもアタッチメントが付属していたので、QR仕様、スルーアクスル仕様の両方で運用可能だ。v(∩_∩)
ちなみに盆栽キング号はフォークエンドが解放タイプでグレートパンダ号はスルーアクスル仕様。だから、ZONDAとPRO-LITEはどちらの車体にも装着可能なのだ。v(∩_∩)
700c用はこの3セットがあれば十分すぎるのでこれ以上は手を出す気はない。
それにしても自転車用品の通販サイトの値段を見ていると、コロナを挟んでの値上がりがすさまじく、今でも継続モデルとして売っているZONDAで比べるとオイラの購入当時の6割増しくらいの値段になっている。今だったらしり込みして買わなかったなぁ。(苦笑)