通勤ちゃりザップ with 銀ぎつね号 | 木馬の四方山ばなし

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ちゃりのブレーキの話である。オイラのもっている3台のチャリにはすべてshimanoのディスクブレーキがついている。

3台ともドロップハンドルで、STIはR8000系アルテグラの油圧ブレーキなので同仕様と言っていい。違いはキャリパーとディスクだ。


グレートパンダ号:R8000系油圧ブレーキ用STI(Di2)+フラットマウントキャリパー(BR-R8070)+ディスクFr160/Rr140


盆栽キング号:R8000系油圧ブレーキ用STI(ワイヤー)+ポストマウントキャリパー(BR-RS785)+ディスクFr160/Rr160


銀ぎつね号:R8000系油圧ブレーキ用STI(ワイヤー)+ポストマウントキャリパー(ディオーレ?いやもっと安いやつかな)+ディスクFr160/Rr160



3台のブレーキフィーリングや効き加減を比べると、
グレートパンダ号がいちばん効きが甘い。

STI側は基本的に同じなので、キャリパーの違いによる部分が大きいと認識している。グレートパンダ号だけはリアディスク径がひと回り小さいΦ140㎜ではあるが、同じΦ160ディスクのフロント同士の比較でも明らかに差がある。
思うにフラットマウントタイプのキャリパーはロードバイク用にあとから開発された仕様なのでもしかしたらピストン径がポストマウントタイプよりも小さいのかもしれない。ポストマウントはもとはと言えばMTBのダウンヒル用に開発された仕様である。強力なストッピングパワーを要求されるのは当然である。ロードはあまり効きすぎると細いタイヤのグリップ限界をすぐに超えてしまうし、軽量な車体のためにすぐに前回りしてしまうため、あえてそういう設定にしてあるのだと勝手に想像している。

盆栽キング号と銀ぎつね号はキャリパーのタイプが違うが基本的に同じ仕様だと思っている。しかし、フロント/リアともに銀ぎつね号の方が良く効く。
これはディスク径こそおなじΦ160㎜だが、
タイヤ径が全く違うからだと思っている。
盆栽キング号は700c、銀ぎつね号は451ホイール。一言で言うならば、700cホイールの直径は700㎜であり、451ホイールの直径は451㎜という事だ。正確には数値が違うけど大きさの差のイメージは大体有っているので気にしないで欲しい。(´ー`)┌フッ

ディスク径が同じである以上、タイヤの接地面に対するストッピングパワーはタイヤ外径が小さいほうが大きくなるのは当たり前の話だ。

ちなみに銀ぎつね号でフラットハンドルを使っていた時はいわゆるトリガータイプのブレーキレバーだったが、これは握るときにかなり力を入れやすいがゆえに
とっさのブレーキで効きすぎて前転したことがある。(爆)
その点、STIでのブラケットポジションでのブレーキ操作ではそれほどの力は入らないので前転の危険は小さい。(苦笑)

ちなみに盆栽キング号でも十分な効きがあるので街中走行でのとっさの急制動でも問題ない。

グレートパンダ号はタイヤが細くてグリップ力がないこともあり、握ってもロックするだけだし、絶対的な制動力はワンランク落ちるため街乗りでは慎重にならざるを得ない。サイクリングロードなどで走る分には十分すぎるのだが。

このところ、久しぶりに銀ぎつね号を乗り回していて、上記のような違いに気づいたというわけだ。(^_^;

もうひとつ付け加えるならば、
雨天時のブレーキの効きにも差がある。
グレートパンダ号では好き好んで雨の中は走らないが、タイヤも細いので出かけた先で雨に降られてしまった時は、かなりゆっくり走ることになる。(^_^;


当然ながらディスクが濡れると制動力が落ちるのは当然である。


盆栽キング号は雨の日でも通勤で乗るのでこの辺りの検証は十分できているが、本降りの雨の中ではやはり制動距離は2倍以上に伸びるので要注意だ。リムブレーキに比べればはるかにましだが、ディスクと言えども雨中では注意が必要なのだ。

速度を控えめにするのは当然ながら、ブレーキをかける必要がある(ありそうな)ポイントの手前で軽くブレーキを当てて、ディスクの水を切っておく必要がある。これをやればいくらか効き具合がマシになるが、それでも2倍以上であることは変わらないので細心の注意が必要である。雨中走行で制動力が大幅に落ちるときは大抵
にぎやかにディスクが鳴り響いている。(爆)

盆栽キング号にはエッジ部分の多いタイプのディスクを組んであるのでグレートパンダ号よりは水切りはいくらかやりやすく、タイヤが太い分安心感はある。
それでもくどいようだが制動力はかなり落ちる。止まれないのは論外なので控えめな乗り方にするのは当然だがあえて
周りへのコーションの意味でブレーキを早めに鳴り響かせることも多いが。(^_^;

銀ぎつね号は上述のようにドライ時は盆栽キング号よりはブレーキは効く。しかし、ウエット時は制動距離が延びることに違いはない。ただし、盆栽キング号に比べるとディスクに水がつき難く、水を切って効力をある程度回復させるまでの時間も早い気がする。
あくまでもその差はごくわずかだが。

その理由を考えてみた。

盆栽キング号と銀ぎつね号のブレーキ周りの仕様はほぼ同一と言っていい。ディスクに関しては上述のようにキング号の方が水切れがいいはずだ。
それにもかかわらず、銀ぎつね号の方がわずかに効力が出るように感じるのはおそらくタイヤ径の違いによるものだろう。
小径タイヤゆえに同じ速度で走っているときのタイヤの回転数は

銀ぎつね号>盆栽キング号
となる。

700cサイズと451サイズなので同じ速度ならば1.5倍以上の回転数で銀ぎつね号のホイールは回っていることになる。
そうなるとディスクが水を振り飛ばす遠心力は回転数の2乗に比例するので、銀ぎつね号の方が2.25倍以上の遠心力で水分を振り飛ばしていることになる。
タイヤ径が小さい分、地面に近いから地面からのはね上げがかかり易そうな気もするが、フロントはほんと影響を受けないはずだし、リアも大したことはないはずだ。

更に考察すると、当てブレーキをしたときの回転数も速いため、ディスク&パッド間の水分が飛ぶのも早いという事になるはずだ。

真実は不明だがなんとなく理屈はあっていそうな気がする。
いや、正解かどうかはあまり大切ではない。
ブレーキが効くか効かないかが大事であり、効くブレーキは正義なのだ。v(∩_∩)

それとブレーキの話ではないのだが話は変わってビンディングの話。
オイラはその昔、SPD-SLを使い始めたものの、ビンディングを拾うのが下手くそなのと頻繁に着脱をする街乗りでは裏踏みした時に足がすべるため危険と判断して、その後はずっと
SPDタイプを使ってきた。
このタイプだとチャリを降りたときにも普通に歩けるし、使い勝手は最高だ。
ただし、以前からちょっとだけ気になっているペダルがある。


クランクブラザースというブランドだ。


もともとはMTB用に開発されたもののようだが、ビンディングが4面でキャッチできる点にちょっと興味をひかれている。

オイラが今使っている2穴タイプのSPDシューズで使える点はいいが、クリートは専用のものが必要だし、ちょっと高い。ペダルは独創的なデザインなので心惹かれるものはあるのだが、今使っているSPDでなんら不満はないので悩ましいところだ。(苦笑)

ちなみに今使っているペダルは2種類。
グレートパンダ号と盆栽キング号には片面SPDの軽量ペダル。もはや旧モデルになってしまったがまだまだ問題なく使えている。銀ぎつね号には両面SPDのペダル。エントリーモデルだが機能的には何ら問題ない。街乗りでは両面でキャッチできるのでらくちんだ。
ひとつ問題があるとすれば、身体に片面SPDペダルを拾う動きが染みついていること。両面だと上からガッと踏みつけるだけでセットできるのだが、片面の時はペダルをめくるような動きをしてセットする。

乗り換えるとちょっとだけまごつくかな。(爆)

もっともSPDのいいところで、裏踏みだろうが何だろうが、キャッチしていなくてもそれほど足が滑らないのでペダルを踏めるので危険はないが。v(∩_∩)