ちゃりを乗り回すのも楽しいが、いじる方はもっと楽しい。(爆)
オイラはチャリをいじることを盆栽いじりにたとえている。オートバイやクルマをいじるのも楽しいがどうしても露天での作業になるため、天気を選ぶし、風が強いと埃だらけになるし、いろいろ気を遣う。
その点、チャリは屋内で作業できる。雨だろうが雪だろうが真夏だろうが快適な空間で盆栽いじりに専念できる。(笑)
しかも室内での場所さえ確保しておけば、作業を中断することもできる。大がかりな作業の場合やまとまった時間が取れないときは数日に分けて作業をすることもできるのだ。v(∩_∩)
まあ、本当の盆栽いじりとは全く違うのは百も承知だが。バキッ!!(-_-)=○()゚O゚)アウッ!
そんな中で、グレートパンダ号と盆栽キング号はもはやいじるところは無い。通常のメンテナンスと消耗部品の交換くらいなものだ。
その点、銀ぎつね号はまだいじる余地がある。(爆)
銀ぎつね号のオリジナルはSRAMのシフトメカとスプロケットになっている。ブレーキはshimanoだ。
クランクが52T。
リアスプロケットが10-12-14-16-18-21-24-28-32-35-42T。
タイヤは20インチの451サイズだ。
フロントはシングルギアではあるが、このワイドレシオでLOWもTOPも通常の範囲であれば十分カバーしている。オイラのド貧脚だと激坂はちょっとつらいかも知れないが街乗りレベルならまったく問題ない。
現在の銀ぎつね号はドロップハンドル化して、安定性を出すためにあえて重いホイールにしてある。
そしてオリジナルのSRAMスプロケットはホイールハブに半分圧入してあるタイプなので、かなりがんばったが外すことができなかったし、外れたとしても違うスプロケットをつけることはできそうも無かったので安い中華ホイールを買ったのだ。
ドロップハンドルにつけるSTIは手持ちのshimanoを使うこともあり、リアスプロケットは当然shimanoだ。
以前、TANPAN-SH11というSTIのワイヤーの引き代をロード用からMTB用に変換するアダプターを買ってもっていたのであえて、MTB用の超ワイドギアをつけてみた。
クランクはSRAMがそのまま使えるので52Tのまま。
リアは、11-13-15-17-19-21-24-28-32-37-46という超ワイドギアにした。
オリジナルの時はそもそもの直進安定性や、路面の段差などに対するタフネスが少なすぎてそちらの方が気になっていたが、ドロップハンドル化し、ホイールも重くして、更にタイヤも太くしてからはそれなりに普通に走れるようにはなった。
しかし、そうなると超ワイドレシオ故にギアをきめ細かく選べないことが気になってきた。
更に言うならば、スーパーロングケージをつけたせいでディレイラーのテンションプーリーと地面がかなり近くなったのも心配の種となった。せめてもの気休めにディレイラーガードをつけようとしたが、上述のTANPANと干渉してアクスルに共締めすることができず、それよりも上にあるキャリア固定用のダボに無理やりつけている状態だが、当然ガードとしての機能は100%発揮できる状態では無い。orz
まあ、気をつけて走るしか無いかなと思って居たのだが、クランクに互換性がありそうなスプロケットが安く売っていたのでまたまた盆栽いじりの欲望がムクムクと湧いてきた。バキッ!!☆/(x_x)
お値段も3k程度だったので思わずポチったのは言うまでも無い。(爆)
オリジナルのレシオにしても現在のレシオにしても一生懸命漕いでいるときでもせいぜいTOPから3枚目くらいまでのレシオがあれば十分なので、TOPから2枚は不要とも言える。
下り基調で一生懸命踏めば使えなくも無いだろうが、451とは言え所詮は20インチ。恐ろしくてそんなに速度を出す気にはなれない。(^_^;
そこでトップ側のレシオを捨てて、クランク側の丁数を落としてやる代わりにリアを手持ちの11-34Tあたりにすればクロスレシオになって走り易くなるのではないかと言うわけだ。
現に、グレートパンダ号も盆栽キング号もリアは11-34Tをつけているが通常の走行ではリアだけの変速で十分カバーできるし、レシオ差もさほど大きくないので走りにくいと思ったことも無い。
クランク側を現状の52Tから一気に40Tまで落としてしまえば、リアを11-34Tにしてもいけると言うことだ。
オリジナル、現状、構想中のレシオを一覧で比較すると下記となる。
TOP側を2枚分捨てる代わりにLOW側をキープしてその分、トータルレシオ幅を縮めることでクロスレシオ化を測ると言うことだ。
これをやると当然、小さいスプロケットで走る時間が増えるのでスプロケットとチェーンへの負荷が高くなるがエンジンは所詮オイラの脚力なので心配するほどでは無いだろう。バキッ!!☆/(x_x)
メリットとしては前後、特にうしろのスプロケットが小さく軽くなることで車重が14kgを超えている銀ぎつね号がいくらか軽くなるはず。
さらにリアディレイラーと地面の距離はきちんと確保出来る上に、ディレイラーガードを本来の付け方ができると言う事だ。
見た目もスッキリするはずだ。
まずはクランク側のギアを外してみた。
代わりに40Tのギアをあてがってみた。
PCD130mmの5アームなので一見全く問題なさそうだが、一つだけ見落としていた事に気付いた。(^_^;
SRAMの5アームの1ヶ所はクランクアームの裏側に位置するため、ここだけボルト&ナットではなく、ボルトとギアに切ってある雌ネジで固定するタイプだったのだ。orz
どうしたものかと思ったが、5ヶ所のうち4ヶ所がきちんとしまっていればオイラ程度の脚力なら問題ないはずと言うことでここは締めずに使うことにした。(苦笑)
但し、幅方向に揺れてチェーンラインがゆらゆらするのは調子悪いのでタイラップで固定した。(爆)
そしてリアディレイラーは手持ち予備のR8000アルテグラに変更した。もちろんこのディレイラーはSTIで普通に使えるのでTANPANは外したのは言うまでも無い。そしてリアカセットは11-34T。
アクスルシャフト上にディレイラーガードをつけられたので見た目もスッキリだし、ディレイラーの保護機能もばっちりだ。v(∩_∩)
あとは、試走のみ。
通勤ちゃりザップで走ってみるだけだ。
車重は測っていないが、ギアが小さくなった分ちょっとだけ軽くなったはずだが、それでも盆栽キング号よりは重いし、タイヤも太いので走りの重さは残るが、ギアが細かく選べるようになったのでだいぶ走りやすくなったはずだ。v(∩_∩)
そしていざ実走。(爆)
太いタイヤゆえか小径タイヤゆえか、はたまたその相乗効果なのかは定かではないがやはり走りは重め。だが、ギアチェンジした際のレシオのギャップがいくぶん小さくなったので少し楽に巡航できるようになったかな。
ただし、平地の巡航ではトップから2枚目ないしは3枚目辺りで走ることがほとんどだが、この辺りの歯数は11-13-15という感じで少しレシオ差がある。
盆栽キング号とリアのカセットは同じだがクランクの歯数とタイヤ径がちがうので盆栽キング号での巡航時のギアは同じくトップ側から数えると5枚目~7枚目辺りになることが多い。この辺りのギアの方がレシオギャップが小さいのでやはり盆栽キング号の方が走りやすさは上だ。(苦笑)
ちなみに速度が30km/hくらいになるとTOPギアに入る。下りなどではそれ以上は足が空回りするが、451ホイールの安定性でそれ以上の速度を出すつもりは無い。レシオは想定通りになっていることを確認できた。v(∩_∩)
実走した結果、走りやすさは間違いなく向上したし、何といってもリアディレイラーが通常サイズ?になったので無理やり感がなくなり、路面とのクリアランスも十分とれ、さらにきちんと機能するディレイラーハンガーを装備できたのでもうこれでいう事はない。(´ー`)┌フッ
強いて言うならば、ドロップハンドル化して安定感がかなり出たので以前の28cサイズのタイヤに戻して試して見たいという迷いが出ているのと、Fabricのサドルがやはり盆栽キングにつけているものに比べてしまうと座り心地で見劣りする点かな。
タイヤはまだ捨てずに持っているので気が向いたら試してみればいいだけだ。(´ー`)┌フッ
サドルは街乗りゆえに普通の外観ををもっているFabricが地味で防犯面では都合がいい。(爆)
あるいは盆栽キングで使っているセライタリアのサドルがだいぶヤレているのですでにお替りサドルを持っているから、玉突き式でヤレたサドルを銀ぎつね号に移植して、盆栽キング号には新品を投入するという選択肢もある。
もう大掛かりな仕様変更は必要ないが、地味な組み換えで楽しんでいくとしよう。(´ー`)┌フッ
これで銀ぎつね号ももういじるところは無いかな。
オリジナルのホイールはけっこう良いものなのでネットで売り飛ばせばある程度のお小遣いになるかなぁ。
Front : Kinetix Pro X Disc, Rolf Paired Spoke, QR / 100mm, 20H, 600g, bright blue
Rear : Kinetix Pro X Disc, Paired Spoke, SRAM XD Driver
スプロケット:SRAM, XG-1150, 10-42T, 11spd.
でも、ネットで売るのって面倒なんだよな。。今はクローゼットに押しこんであってさほど邪魔ではないのでしばらく放置するか。。。