競技スキークラブの練習時には、当然ながらメッシュポールでコースを区切り、安全の確保に努めている。
そして、一般のお客さんに対して、『練習中だから危ないのでコース内に入らないでね』という注意喚起のためにスタート付近に看板を立てている。木製の手作りの看板だ。残念ながら諸事情により、やめてしまったメンバーがかつて作ってくれたものだ。
練習は半日単位でバーンを借りるのだが、午前中のことが多い。そして午後に別の団体がバーンを使う場合は12時には明け渡す決まりになっている。
そうなると12時には最低でも撤収が終わって、コース整備もできれば終わっていることが望ましい。そのためには滑っている途中でも正確な時間がわかった方が便利なのは間違いない。
そんなわけでこの看板にデジタル時計をつけた話は既報である。(笑)
今のところ無事に仕事をしているようだ。v(∩_∩)
その後、温度計は無いのかという人が居たので簡易タイプの温度計もつけた。(爆)
アナログタイプのこれならば電源いらずだ。正価がいくらなのかは知らないが、Amazonで200円弱で買った。(笑)
すると今度はまた別の人が『雪温じゃ無いと意味が無い』とかほざきやがった。
全く好き勝手なことを言う奴ばかりだ。(´ー`)┌フッ
だが、雪温計に関してはもともと少し構想があった。いずれつけてやろうといろいろ考えては居たのだ。そこへ持って来て上述の失礼なセリフだ。
物作りマニアのハートに火がついた。バキッ!!(-_-)=○()゚O゚)アウッ!
スキー用品店などで雪温計として売っているものはやたら高いが、プローブタイプの温度計ならばもっと安いはずだ。たとえば料理の時にオーブンの中の温度を測ったり、肉の内部温度を測ったりする奴だ。
オイラも料理用の温度計はひとつもっている。料理のために買ったわけでは無く、クルマのエアコンの吹き出し口での温度を測りたくて数年前に買ったものだ。バキッ!!☆/(x_x)
これは千数百円くらいなのでお値段は許容範囲だが、今回は看板の足の先に測温部を設置して読み取り部は軸部のできるだけ高いところにつけたいのでこのタイプではなくてプローブタイプでできるだけケーブルが長いものが望ましい。
料理用でもある程度のケーブル長さが有るものは有るがブランド品が多く、お値段も高めだ。
だが、汎用の温度計でプローブタイプは絶対に有るはずと思い、ネットでいろいろ検索していたら見つかった。v(∩_∩)
お値段、なんと350円っ!!(爆)
これは水槽の温度管理用とか冷蔵庫の温度確認用らしい。一応マイナス50℃から110℃まで測れるとある。
中華だからかなり怪しいが。バキッ!!(-_-)=○()゚O゚)アウッ!
スペックでは本体の動作温度が0~50℃。保管温度がマイナス10℃~60℃とある。
先端の測温部の性能はスペック通りならばOKだが、本体も風雪にさらされる以上、気温が低い日はもしかしたらまともに動かないかも知れない。(^_^;
それに本体の裏側を見るとLR44電池を2ヶ入れるスペースがあり、あとは水でもかけようものならすぐに壊れそうな構造だ。
電波時計は一応形状的には自己完結していたのでビニール袋でくるんだだけでも何とかなっているがこれはそういうわけにはいきそうも無い。
何とか防水ケースのようなものを考えないと。。
最悪はアクリル板や木材で囲ってやる箱を作る必要があるかも知れない。
例によってノギス片手に100円ショップとホームセンターをくまなく歩き回った。(爆)
小さなタッパに埋め込むことも考えたがイマイチあうサイズが無い。
ウロウロすること小一時間。ついにホームセンターのキッチン周りの小物を売っている売り場でサイズ感がどんぴしゃの箱?を見つけた。v(∩_∩)
中央の十字の切れ込みがある部分はシリコンゴムで周りが樹脂製だ。
キッチンシンクや食器の扉の隙間に挟んで本体を固定して、台ふきんなどを十字の間に押し込んで簡易的に保持するものらしい。
さんざん歩き回ってあらゆるコーナーを見て回ったがコレを上回るものが見つからなかったので、コイツにかけてみることにした。v(∩_∩)
購入後、まずは分解できるかを確認した。幸いにして嵌め込みだけで接着されている部分は無かったのでこれならあとはうまく加工してやればいけそうだ。v(∩_∩)
イメージとしては上の写真の感じだ。
何となくいけそうな気がしたので取り付け作業の前に、まずは中華温度計のマイナス温度での測温性能を確認するために冷凍室に入れてみた。(爆)
数分間放置したところ、上記の温度を示した。マイナス20.5℃。
冷蔵庫のスペックと大体合致しているので何とか使えそうだ。v(∩_∩)
ちなみに上の方で示した、料理用の温度計も本体ごと冷凍室に放り込んでみたが、測温部だけで無く本体まで冷やされるせいか、表示温度はマイナス14℃だった。(爆)
さっそく埋め込むための加工だ。
表面のシリコンをカットして、樹脂筐体はリューターで削った。
何となくはまりそうな感じになってきた。
シリコンゴムをつけてからはめ込むとそれっぽい。(笑)
ケーブルはケース下部から取り出すが、断線予防のためにグロメットを嵌め込み、固定と防水の目的でコーキング剤を塗り込んでおいた。
裏側の本体の周囲にもコーキング剤を塗ったのは言うまでも無い。
かなり見た目が汚いが気にしてはいけない。どうせ外からは見えないのだ。(´ー`)┌フッ
温度表示部は裏蓋を看板の軸にビス留めしてパッチンと嵌めれば大丈夫なはずだ。
あとは測温部をどうやって軸に埋め込むかと途中の配索の固定と保護だ。
測温部は先端の中央部付近に穴を開けて埋め込みたい。外側に露出しているとぶつけて壊れてしまう可能性が高いからだ。
但し、深い穴を開けるのはかなり難しいので先端側だけを軸部に埋め込めるようにして途中からケーブルは外に出して看板の脚の外側に沿わせるようにして配索するしか無いと思う。
ケーブルにはスパイラルを巻いて保護をし、それをケーブル用のステープルで固定するのが一番無難だろう。
さあ、果たしてどうなるか。。。
まあ、そんなわけで先週のうちにできる準備をしておいた。v(∩_∩)
そしてこの週末にホームで練習をした際、土曜の晩に看板を常宿に持ち帰り、春休みの工作の宿題開始だ。(爆)
先端に測温センサー部分をつけたいがケーブルを軸の中をずっと通すのは無理がある。
そこで先端から穴を開けてドリル長の許す限り深く穴を開け、外側からその穴に貫通すべく斜めに穴を開けた。
軸の外側を配策するケーブルを保護するためにスパイラルを巻く予定だったが、先端側からスパイラルを巻いたケーブルを通して見た。
何とかなりそうだ。
木製の軸部に穴を開けて先端に測温部を設置するのだが、ケーブル保護のためにスパイラルを巻いた。
更に先端部が振動などでぶつかって破損するのを防ぐためにダンパー代わりにグロメットをはめ込んだ。
全体のイメージとしてはこんな感じ。
心配していたプローブまでのケーブル長さは十分にありそうだ。v(∩_∩)
先端側をまずは位置決め。
内部にコーキング剤を接着剤と防水剤をかねて塗り込んだ。
温度表示部を取り付ける位置も決まり、途中の配索はケーブル用のステープルで固定した。
何とかなった。軸の外に配策する部分の出口にもコーキング剤を塗っておいた。
電波時計はきちんと動作している。
寒暖計はけっこう怪しいがまあ、そんなものだろう。(´ー`)┌フッ
雪温計として設置した温度計はけっこうレスポンスが良い。
週末のクラブの練習で早速使ってみた。
春の陽気ではあるが実際に練習している際の雪温はマイナス0.3℃くらいだった。
まあ、ほぼ自己満足の工作の宿題だったが、狙い通りの動作性能が得られたという点では100点満点だ。(爆)
目検討でのやっつけ仕事なので細部の仕上げには不満は残るがまあよしとしよう。バキッ!!(-_-)=○()゚O゚)アウッ!
時間はともかく、気温や雪温がわかったとしてもどれだけ役に立つのかという気がしなくも無いが、ポジティブに考えれば、雪温がわかれば、塗ってきたワックスでの滑走性能との比較でデータを蓄積していけば役には立つ(かも)。(爆)
あとは耐久性だな。
なんせ、ぜんぶ中華だからな。(´ー`)┌フッ